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村便り

村便り:2012-03-22(木) (畑の耕耘)
投稿日:2012-03-25(日)
 明日は一日雨の予報。(クリックで画像の拡大)井戸から水を汲みあげるポンプと蛇口は冬の間、凍結防止のため防寒しておいた。彼岸が過ぎたの...

 明日は一日雨の予報。

防寒を取り除いたポンプ
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井戸から水を汲みあげるポンプと蛇口は冬の間、凍結防止のため防寒しておいた。彼岸が過ぎたので、防寒の装備を外すことにした。
 ソメイヨシノの開花始めが種蒔きを始める目印だが、彼岸も過ぎたので、そろそろ露地野菜の種蒔きを始めたい。とはいえ、畑の準備がまだできていない。昨シーズンは野菜作りに力が入らなかったので、空いている畝が多い。本当は冬の間に土を一度ひっくり返しておきたかった。冬の寒気にさらされた土は崩れやすくなる。たとえば赤土の塊があるとする。冬を経るとぼろぼろに分解する。ところが、春から秋の間だといつまでも固まったままである。畑が気になりながらも、しかし、とうとう春になってしまった。空いている畝には草が生えた。除草して耕耘すれば、すぐに使える畑になるが、広さからして、また草のはびこり方からして、除草といった悠長なことはしていられない。それでもともかくも、荒起こしはしておきたい。

 雨がたっぷり降れば、数日間は、耕耘できない。そこで、今日は一日休暇をとり、畑の荒起こしをすることにした。


 2月終わりに刈った草は枯れている。その草を取り除き、以後また伸びた草を刈り払った。それから、耕耘を始めた。

畑の耕耘
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畑の耕耘。草の生えている畝を荒起こしする。
 
畑の耕耘
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上の画像とは別の区画の畑を耕耘し終わったところ。
トラクター、耕耘機、牛耕
 今回は畑にしては耕耘する面積が広い。耕耘しながら、トラクターを導入する前、田んぼを耕耘機で起こしていたことを思い出した。トラクターに比べれば耕耘機は、耕耘幅が狭いし、速度も遅い。また、扱うのに力が要る。トラクターは女性でも操作できる。しかし、耕耘機になると男性でないとなかなか扱えない。いま思えば、時間もかかり、力も必要な耕耘機でよくも辛抱強くたがやしていたものである。もっとも、耕耘機もそれ以前の動物耕に比べれば、はるかに能率的である。おそらくは2、30㎝幅の鋤を使い、牛の歩く速度で進みながら。何回も何回も往復して少しずつ土を起こしていく牛耕。機械で耕耘することに慣れた身からすれば、気の遠くなるような単調作業である。そんな昔話を、若いころに牛耕をしていた古老から聞いたことがある。その人は「今の百姓は百姓じゃなあ」と昔の労苦と今の安楽とを比較して言った。

 耕耘し終わると、排水溝を耕耘した区画の周りに作っておく。9時ころから作業をはじめて、耕耘機の土を洗い流しおえたのは18時ころだった。あたりは薄暗くなっていた。
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