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村便り

村便り:2010-09-05(日) (極早生タマネギの播種)
投稿日:2010-09-20(月)
 極早生タマネギは、6月始めに収穫できる普通タマネギより一カ月ほど早く収穫できるので、タマネギの端境期を埋めるために作る。普通タマネ...

 極早生タマネギは、6月始めに収穫できる普通タマネギより一カ月ほど早く収穫できるので、タマネギの端境期を埋めるために作る。普通タマネギは品種を選べば翌年の3月まで保存できる。極早生は暖地向きの品種であるが、瀬戸内海に近い山間の村でも栽培できる。

 今年はタマネギ育苗にちょっとした《新技術》を導入した。詳しくは8月xx日の記事を参照していただくとして簡単に言えば、夏の間、苗床をビニール被覆して雑草の種を発芽不能にし、育苗中の雑草を抑制しようとするものである。

 播種の手順は
育苗床
(クリックで画像の拡大)
育苗床。記事の手順(1)に対応。
 表面の土をすくいとったところは、ほぼ正方形に窪んでいる。土は右手後方の水色の箱に入れた。
 
覆土
(クリックで画像の拡大)
覆土。記事の手順(3)、(4)に対応。
 黒い部分は覆土した上にさらに発酵牛糞堆肥を篩い入れたところ。
 
種蒔き完了
(クリックで画像の拡大)
最後に藁を被せて種蒔き完了。
(1)育苗床のビニールを剥がして、表面の土5cm弱を平鍬などですくい取り、雑草の種が混じっている可能性のある他の土が混ざらないように、大きな容器などに入れる(土は覆土用に使う)。
(2)種を蒔く。(種蒔きの細かな手順は、2007年9月8日の記事参照。)
(3)(1)の手順でのけておいた土を使って覆土する。
(4)その上からさらに発酵牛糞堆肥を篩い入れる。(発酵牛糞堆肥は肥料分は少ない。)

 なお(4)の手順は、雑草抑制とは関係ない。覆土を厚くするため。



>>続報>>

村便り:2010-09-14日(火) (極早生タマネギの発芽と雑草)

 発芽率をあげるために播種床に被せる藁は、除くタイミングが難しい。早すぎると発芽の遅れた種が発芽しなくなるし、遅すぎると発芽したものが藁の下で、日光不足ため、徒長してしまう。その藁を今日とり除いた。

発芽
(クリックで画像の拡大)
発芽したタマネギ。
 《新技術》は効果があったようである。今までは藁を除く頃に、タマネギと一緒に雑草も芽を出している。しかし今回は草はほとんど生えていない。まったく生えていない、と言っていいくらいである。毎年、タマネギの育苗床の草には悩まされる。取ることのできなかった草のせいで、育苗がうまくいかなかった年もあった。今年の育苗はうまくいきそうである。
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