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村便り

村便り:2010-07-16(金) (稲の追肥)
投稿日:2010-07-18(日)
 梅雨明け宣言は出ていないが、昨日で梅雨はほぼ終わり。(クリックで画像の拡大)稲の追肥。 色の抜けた稲。画像の真ん中あたり、周りに比べ...

 梅雨明け宣言は出ていないが、昨日で梅雨はほぼ終わり。

稲追肥
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稲の追肥。
 色の抜けた稲。画像の真ん中あたり、周りに比べて黄ばんだところが見える。田植えから40日が経っている。
稲の追肥
 一週間ほど前から気になっていたことがあった。このごろ稲の色が悪くなった。肥料切れのせいかと思われる。昨年と一昨年は、田植え(昨年は6月6日、一昨年は6月1日)から穂肥の時期(わが家では、8月はじめになる)まで、追肥はしなかった。農協が配る稲作暦では、ヒノヒカリは田植え後1ヶ月弱で追肥を施すことになっている。しかし、私はその標準的な暦に機械的に従うことはしないで、稲の色を見て判断することにしている。基本的な方針としては、葉茎の色が抜けない(色が黄緑にならない)限り、追肥はしない。したがって、元肥(標準量の8割方)と穂肥(標準量)の二回が私の施肥の基本である。ところが、色抜けが広がっている今年の状況では追肥をせざるをえないのではないか、と思案していた。結局、梅雨の終わりの大雨が過ぎた今日、追肥をすることにした。

 そのため早めに仕事から退出し、農協で肥料を購入した。


アキシマインゲンの播種
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アキシマインゲンの播種。
 この32のポット(1ポット、1粒蒔き)からいくつ苗がとれるだろうか。
アキシマインゲン
 7月半ばにはやろうと、前から決めていた農作業がひとつある。アキシマインゲンの播種である。一昨年(2008年)、インターネットで知り合った方からいただいた種をはじめて蒔いた。したがって、今年は3回目の播種である。昨秋は採種に失敗して、採れた種の状態がよくなく、また数も少なかった。今年こそは採種をきちんとおこなうつもりで、この時期に播種を決めた。この時期に蒔くと、8月終わりか9月始めから収穫が始まる。気温が下がる時期なので、収穫初期のころの莢から採種しないとうまくいかない。完熟しないのである。(去年の失敗からえた教訓。)そこで、稲の追肥の前にアキシマインゲンの種蒔きをした(ポット育苗)。蒔いたのは、昨年採種した種を12粒、一昨年採種し昨年播種した種の残り(ただし形が悪い)を10粒、一昨年いただいて播種した残りを2粒の合計32粒。さあ、どれだけ発芽するやら…

 稲の追肥は、時期を考えて、標準量の3分の2を撒布することにした。去年休耕し今年は稲を作っている田んぼだけは、また稲が青い。休耕した跡に作ると、往々にしてよくできる。休耕田には里芋類やソバを作ったりするのだが、一年のうちに地力を回復するのだろうか。そこで、その田んぼだけは追肥しないことにした。


自然流アイガモ農法
 アイガモがよくやってきていた田んぼにも入った。アイガモは田植え(今年は6月5日)から一カ月はよくやってきていたが、それ以降は飛来する回数と羽数が少なくなった。追肥を撒いているとたまたま一羽がやってきた。しばらく畦にいたが、私がいるためか、餌探しはすることなくやがて飛び去っていた。田んぼの周りから見て分かっていたことだが、田んぼのなかを歩き、あらためて、アイガモたちの徹底した除草におどろき、またうれしくなった。草(とくにホタルイ)の繁茂が気になり、以前、この田んぼを這った[田の草取りをすることを、「這う」という]ことがあるが、一部しか除草できなかった。それからはホタルイはこの田んぼではびこるままになっていた。アイガモたちの《仕事》ぶりを確認しながら、また来年もやってきてくれるだろうか、また、他の田んぼの草も食べてくれないだろうか、と虫のいいことを思った。

アスパラガスの夏芽
(クリックで画像の拡大)
アスパラガスの夏芽。
 夏芽が出始めた6月25日の画像。
 畑に戻り、ズッキーニとアスパラガスを収穫。ズッキーニは雨続きのせいか、大きくならず、しかも先の方が腐ったりする。それに対して、アスパラガスは《雨後の筍》のようにたくさん採れた。一昨年の春、種から一年間育てた苗を24株、定植した。去年から収穫を始めたが、春芽と夏芽が収穫できるので、重宝している。
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