てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

村便り:2010-03-25(木)(温床で育苗開始)
投稿日:2010-04-11(日)
播種(温床育苗):トマト(普通のトマト、調理用トマト)、長ナス、ピーマン、パプリカ、甘トウガラシ類(万願寺とうがらし、伏見甘長、シ...

播種(温床育苗)トマト(普通のトマト、調理用トマト)、長ナス、ピーマン、パプリカ、甘トウガラシ類(万願寺とうがらし、伏見甘長、シシトウ、ヒモトウガラシ)、サツマイモ


踏み込み温床
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切り藁を踏み込み終わった温床。
 3月14日に枠組みを作った温床は、3月17日に藁を枠に網つけ、3月22日に切り藁を踏み込んだ。踏み込んだ藁は2、3日すると発酵熱を出しはじめる。すると育苗の開始である。自然まかせで限られた期間の発熱だから、熱が出はじめるとすぐに育苗をはじめる必要がある。3月半ばにははじめたかったが、今年は少し出遅れている。


イモを伏せる
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サツマイモを伏せる。
 an'nouイモ。子どもがtanegashimaに修学旅行に行き、イモ掘りをしてもって帰った。島特産のイモ。普通のサツマイモに比べて、糖度が高い。気候風土がちがう地で同じような味のものができるかどうか分からないが、試しに栽培してみるつもり。
 
イモを伏せる""
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こちらは金時イモ。
 踏み込んだ藁の上に土をおいてから、イモを伏せる。イモは、芽が出る方向を考えて伏せる。芽が出るのは、イモが蔓とつながっていた側の端。画像では、左側、すなわち温床の内側に向いた端から芽が出る。土はイモが半分くらい出るくらいに掛ける。その上に防寒のため藁を被せる。芽が出始めたら藁を除き、芽が伸長してから、イモ全体に土を掛ける。
 
温床の様子
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温床全体の様子。
 ナス科の野菜を蒔いたプラグトレイ(50穴)は3枚、温床に入れた。その上に木枠を置き、夜の間は、その木枠の上にゴザなどをおいて防寒する。むろん全体をビニールで覆う。
 イモは温床の両端に伏せてある。
 今日、種蒔きしたのは冒頭にあげたもの。サツマイモを別にして、すべてナス科の野菜。低温では発芽しにくいが、遅霜の心配がなくなれば定植できる。はやく食べようと思えば、どうしても温床で育苗しなければならない。市販されている苗は設備の整った環境で育苗されるので2月半ばに種蒔きされる(ようだ)が、金をかけずに踏み込み温床で自家育苗しようとすると3月半ば以降でないと発芽しにくい。かりに発芽しても双葉の時期に氷点下の気温にあうと枯死してしまうことがある。

 上に挙げたもので一番発芽が早いのがトマト。甘トウガラシが一番遅い。定植は、トマトで5月後半、ナスが6月半ば、ピーマンや甘トウガラシは6月終わりになる予定。

 サツマイモは、6月後半の定植予定。

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踏み込み温床に関する記事からピックアップ

【枠の作り方】
☆ 2006-03-03 ☆ 藁枠の編み方
村便り:2007-02-24(温床の《壁》を藁で編む)
村便り:2008-03-08(土) (鎌の刃のつき方、温床作り)

【藁の切断】
村便り:2009-03-16(月) (ジャガイモを伏せ、温床に藁を踏み込む)

【切り藁の踏み込み】
村便り:2007-03-10(土) (温床育苗の開始)
村便り:2008-03-26(水) (第二温床の、藁踏み込み)


 トマトは一週間後の4月2日には双葉が出ていた。
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