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村便り

村便り:【週間短信】2019年02月25日(月)-03月03日(日)
投稿日:2019-03-04(月)
03月02日 昔の里道脇を流れる水路02月25日 アスパラガス畝の整理; マーシュ 03月02日(土) 投稿日:2019-03-04昔の里道脇を流れる水路2月の下...

03月02日 昔の里道脇を流れる水路
02月25日 アスパラガス畝の整理; マーシュ



 03月02日(土) 
投稿日:2019-03-04

昔の里道脇を流れる水路
2月の下旬から、ダブ[湿田]の整備をしている。2月22日の短信にも書いたが、ダブは去年は時間の都合でやむなく休耕にし、管理作業をすることもなく放置していた。今年は稲を作る予定なので、荒れてしまった田んぼとその周辺の整備をしている、というわけである。


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整備する前のダブの様子。

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左の画像の、左端にある横手はイノシシに荒らされていた。その横手を掘りなおしたところ。田んぼ内部に溜まった水を排出するため。
 長さはさほどないが、泥水の中の作業なので難渋した。


今日は、用水路(昔の用水路は、明治時代に作られた県道によって分断され、今は県道の側溝を利用している)からダブに配水する水路周辺の草刈りをした。この水路は、県道が作られる前は、里道[りどう。一般に、1mほどの幅で、馬車も利用できた。公道。]として使われていた道に沿っていたと思われる。道は今でも地積図には記されているが、実状は道の体をなしていない。県道によって分断されてからは、田んぼにアクセスする通路としてしか利用されて来なかったのではないか。

草を刈っていくと、忘れ去られた過去の生活の痕跡が現れてきて、想像をかきたてる。女児二人をもうけながら離縁された女性は、子を残して出てきた家を振り返り振り返り「かわいいよう、かわいいよう」と泣きながら隣村に帰っていった、と今は亡き隣家のおばあさんから聞いているが、それはこの道を通ってだろうか、とよく思う。


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草刈り前。

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水路は画像の中心あたりから画像奥に向かってついている。里道はその水路の右脇を同じように画像奥に向い、ダブにぶつかってからは右に折れ曲がって県道に合流する。私が古老から聞いた限りでは、この道はかつては村の中心街道のひとつだった。





 02月25日(月) 
投稿日:2019-03-04

アスパラガス畝の整理
3月に入るとアスパラガスが出始める。その前に、去年収穫が終わった後、整理しないままにしていた畝を整える必要がある。昨日からその作業をしている。

まずやるべきは、枯れた去年のアスパラガスの茎を切り除き、これも枯れたままになっている昨秋から草を除き、生え始めている草を抜くこと。
アスパラガスは去年から収穫を始めた。種を蒔いてから3年目でやっと収穫が始まる。生育期間の長い作物である。その代わり、息も長い。10年あまりも収穫を続けることができる多年生植物と言われている。もっとも私自身はそんなに長くもたせたことはないが。

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 整理する前のアスパラガス畝。短い畝が3本。
アスパラガスと秋の草は枯れ、畝は春の草で被われている。


マーシュ
草を除いていくと、3畝のうち真ん中の畝からマーシュ([仏] mâche)が現れてきた。去年の春、別のところに生えていたものを移植した。マーシュはずいぶん以前にはじめて作り、それからはわが家の畑のあちこちで自生するようになった。冬の間、サラダとして利用するヨーロッパ原産の野菜だが、最近は採ったことはなかった。アスパラガス畝を新たに作ったとき、冬のあいだ空くこの畝をマーシュ畑にしようとふと思いついた。そこで1株だけここに移植してみた。

マーシュは5月になると白く可憐な花が咲き、小さな種をたくさん落とす。それが冬になると発芽する。

目論見どおり、昨初夏に落ちた種が冬の間に発芽していた。今年はさらに畝に何株か移植して、今冬は畝全体がマーシュで被われるようにしたい。それからが収穫。


(クリックで画像の拡大)
真ん中の畝の中央あたり、マーシュが群生している箇所がある。そこに昨春、マーシュ1株を移植した。離れたところにも種が飛んだようで、他のところにも生えている。

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マーシュの拡大画像。鎌は小型の草取り用鎌。



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他の畝にもマーシュを移植しておいた。

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