てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

村便り:2008-07-22(火)(自然畝の様子 - トマト)
投稿日:2008-07-22(火)
 畑作での自然農法を始めて今年で8年目。私の農耕生活はすべての面において中途半端なので、自然農法もきちんとやってきたわけではない。そ...

 畑作での自然農法を始めて今年で8年目。私の農耕生活はすべての面において中途半端なので、自然農法もきちんとやってきたわけではない。それでも7年もやってきたのだから、ここいらで《中間決算》をやってみようか、と思うようになった。大げさなことではない。自然農法の三原則、不耕起、不施肥、不除草を文字通りに守って、いくつかの作物を育ててみよう、ということである。その《中間決算》を簡単に報告する。

自然畝のトマト
(クリックで画像の拡大)
自然畝のトマト。
 今回はトマト。

 トマトは肥料をあまり要求しない作物だから、自然農法でも作りやすい。実は、慣行農法に比べれば小振りだが、十分な大きさである。整枝は慣行農法同様に行なう。草はあまり背が高くならないように、時折刈り敷いてやる。草のこの扱いは、自然農法で作る作物一般について言えること。とくに作物が草に埋もれないようにすることが大事。作物が生命力の強い草に負けてしまう。

 画像は普通のトマト(ほかに、調理用トマトも自然畝で作っている)。三品種ある。いずれもF1種。手前のトマトは大玉になるもので、種の値段は高い。手間をかけてやらなければできないか、と思ったが、意外や、もうひとつの、種の値段が安い、イメージからすると自然農法向きに思える品種より、成績がいい。

 比較のため、デジカメのケースも一緒に撮影した。大きさは、11.5cm × 8.5cm。



ウワミズザクラとヒヨドリ
(クリックで画像の拡大)
ウワミズザクラとヒヨドリ。
 おまけとして、畑の隅に生えているウワミズザクラの実を食べにきたヒヨドリの画像を加えた。ウワミズザクラは植えたわけではない。鳥が運んできた実が発芽したものであろう。父は山桜かと思って切らずにおいた。父の死後、山桜ではないことが分かったが、そのまま大きくなるにまかせている。春に花が咲き、夏に実が熟す。その実を狙って鳥たちがやってくる。屋敷周りに植える木ではなかろうが、鳥たちを呼び寄せてはくれる。
コメント
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てつ人 ( 2008/07/31 10:04 PM )
 
 《アキエンドウ》(と雨さんは呼んでいましたね)は発芽を始めました。蒔き時は、本場のそれに倣ったつもりです。貴重な種なので直播きするのはためらわれました。それに、五月始めに蒔いた別品種のインゲンで直播きに失敗したことがあったので、余計に慎重になりました。

 真理については了解しました。特殊、農法についての見解だと思ったので突っ込みました。おっしゃる通り、真理一般については、たしかに僕はアバウトとも言える真理観をもっています。

 5分の距離は近いようで、水を運ぶとなると少し遠いですね。僕はよく担桶に水を入れて運びますが、2分も担いでいないでしょう。
5分間担ぎ続けるのは大変です。B型じゃなくても、即座に、うん、とは言い難い距離です。B型でも、ガツン、とやれば、運んでくれるかもしれませんよ。
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雨 ( 2008/07/31 07:52 PM )
 
>アキシマインゲンの種を7月26日に<
 以外と早かったですね。わたしは雨のあった7月28日の次の日、29日に直蒔きしました。今回は雨を待っての直蒔きをねらっていたので遅くなりました。雨があったにもかかわらず、土面は少しも水気がない状態でしたので、蒔種したものの心配になってポット蒔きも作っておきました。

>文章がはっきりしません<
 そうでしたね。例えていえば、わたしが畑でカマを使う時には、カマがねらいに当ることを疑わずに振ります。それは重力の法則が絶対的真理だと考えているからですね。わたしたちは、そうした沢山の心理に囲まれていますし。それらの心理に命さえたくしています。なので人の生き方に関する真理も、不変で確実な信頼できる、つまり絶対的なものが存在すると私は思うのです。と簡単に考えるのはどうでしょうね。

 畑は家から歩いて5分のところにあります。我が家の男性陣に水運びを頼んでみましたが、答えは皆ノーです。その時点で、わたしは水やりを諦めました。ちなみに彼らはそろってマイペースのB型です。
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てつ人 ( 2008/07/30 02:18 PM )
 
雨さん

 一昨日はところによっては夕立があったようですが、「てつがく村」は雨一粒も落ちてきませんでした。地形的な理由なのでしょうか、周辺に夕立があっても村だけは降らない、ということがよくあります。昨日はとうとう水稲のために、ため池の水を抜きました。(井手頭の記録によれば、池の水を抜くのは6年ぶりということです。)畑のためには、井戸水を汲みあげて使っています。

>  我が家の畑の水源は、そばに置いた古風呂釜にたまった雨水だけです。サトイモにだけ使っていましたが、5日前に底をつきました。

 大変ですね。というより、危機的ですね。畑と家とは近接していないのですか? 近接していれば、水道水を使うこともできるでしょうが。


> 野菜は、かえって肥料を与えないほうが根は栄養を求めて伸びるので逞しく育つ、と知った自然農法をコマツナで試してみましたが、結果は、ひ弱な芽しか出てこないし、肥料であとを追ってもダメでしたね。

 僕の経験でも葉菜類は自然農法では難しいですね。肥料を与えないのを原則にしている自然農法でも、畑の状態によっては肥料を施しているようです。むろん、雨さんのように、「普通栽培に比べたら、よっぼど少ない」量ですが。おっしゃるように、自然農法は「マイナス分を補うことはする」農法だと思います。

 今回の干ばつで気づいたことは、(当たり前のことですが)畑にも水が必要だ、ということ。前からピーマンやトマトやニガウリなどは自然畝で栽培するとき、夏の雨の少ない時期には水やりをしていました。水は養分を根に運ぶ役割をしているので、干ばつ時には、植物は水分不足に加えて養分不足になってしまうのでしょう。


> 白菜とかトウモロコシなど、自然農法という農法の真理には入ってきにくそうです。

 白菜は、自然畝で肥料を与えて栽培したことがありますが、結球しませんでした。白菜は窒素の化け物のような野菜ですから。トウモロコシについては、まだ多少の期待はもっています。時期と方法が大事だ、と考えています。今年は失敗です。来年、もう一度やってみるつもりです。


> 私は真理は絶対的なものとおもいますが、テツ人さんは、そうではないようですね。

 このくだり、僕には文脈から推測しても文意がはっきりしません。よかったら、言葉を補って言いなおしてもらえませんか。

 アキシマインゲンの種を7月26日にポットに蒔きました。まだ発芽していませんが、土が少しふくらんできたようです。
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雨 ( 2008/07/30 12:12 PM )
 
 一昨日は広島も雨だったでしょ。天気予報では、これからも暫く晴れの日が続くということですから、またテツ人さんも水やりができますね。
 我が家の畑の水源は、そばに置いた古風呂釜にたまった雨水だけです。サトイモにだけ使っていましたが、5日前に底をつきました。たぶん、この干ばつにサトイモは消滅するでしょうね。
 
 わたしは自然農法の三原則の一つ無肥料については、始めから守るつもりはありませんでした。父を手伝っていた時に、野菜は、かえって肥料を与えないほうが根は栄養を求めて伸びるので逞しく育つ、と知った自然農法をコマツナで試してみましたが、結果は、ひ弱な芽しか出てこないし、肥料であとを追ってもダメでしたね。だから、わたしの畑は肥料がいると観てスタートしました。でも、普通に栽培に比べたら、よっぽど少ないと思います。マイナス分を補うことはする自然農法に近いのかもしれません。でも、白菜とかトウモロコシなど、自然農法という農法の真理には入ってきにくそうです。そして私は真理は絶対的なものとおもいますが、テツ人さんは、そうではないようですね。
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てつ人 ( 2008/07/23 11:07 AM )
 
 トマトの病気の件はブログで見ました。ただ僕は野菜の病気には詳しくないのでコメントできませんでした。

 トマトは高温多湿は苦手だ、と言いますから、ポリマルチはまずかったのかもしれません。それに対して、草が生えていると、たしかにその部分は裸地よりも温度が低くなります(計測したわけではありませんが、体感でも違いが分かります)。また土も乾燥しにくくなるので、草との共生栽培はそれなりの効果はあるように思います。

 トマトはこれまではわずかながら施肥していました。今年は肥料なしでやっていますが、不安がなかったわけではありません。でもいままでのところ肥料切れの兆候(茎の先頭あたりの葉が小さくなる)がなく、順調に育っています。下手に肥料をやると、根がものぐさになり、自分から養分を探そうとしなくなるのかもしれませんね。
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ふる ( 2008/07/23 07:35 AM )
 
トマト、良い育ち方ですね。
葉の色も明るい緑、根元の葉も枯れていない。実の形も良いですね。
根元の草も日よけになって良い効果を与えているのではないでしょうか。我がトマトは畝にポリマルチをしたせいか,実が黒くなる物が出てきました。あわてて麦わらマルチをして土が高温にならない様しました。どうなることか。
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