てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

村便り:2008-03-08(土) (鎌の刃のつき方、温床作り)
投稿日:2008-03-14(金)
 そろそろ温床を準備しなければならない。 今まで、一回目の踏み込み温床での育苗は3月初旬にはじめていた。温床での温度は、踏み込んで三...

 そろそろ温床を準備しなければならない。

 今まで、一回目の踏み込み温床での育苗は3月初旬にはじめていた。温床での温度は、踏み込んで三日ぐらいすると急に上昇するが、一種間ほどすると落ち着く。しかし、3月初旬はまだまだ寒い。だから夜間は、発芽まで、育苗箱には藁コモを、温床を覆うビニールのトンネルの上にもムシロを、被せたりする。それでも、ナス、トマト、ピーマンなどは、必要な温度が確保できないためか、なかなか発芽しない。それに対して、4月初旬に育苗をはじめる二番目の温床では、同じものでも発芽が比較的早い。こうした経験から、電気温床とは違い、発酵という自然の営みによって温度を確保する踏み込み温床は、外気温を無視してはうまくいかないのではないか、と判断し、今年は、育苗開始を中旬に遅らせることにした。

草取り用鎌
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上がホームセンターで買ったもの、下が亀嵩温泉で買ったもの。
草焼き
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草焼き。
 ここは以前、農協が養鯉場として使っていた。鯉は田んぼに放った、と記憶している。道路沿いなので、煙が道路側に流れると、車の運転の邪魔になるのでは、と心配になる。
温床作り
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温床の枠作り。藁を巻きつける。
 左側奥から藁を巻きつけはじめた。枠の竹が下がらないように、Y字型の木の枝二本で支えてある。
 午前中、温床の枠組みを作った。枠組みに藁を巻きつけるのは午後にして、草焼きをすることにした。田んぼに行く前に、常に携帯している鎌を二本研いだ。小振りで、刃の付け根が曲がっている鎌であり、草取りに使うと便利なものである。一本はホームセンターで購入したもの、もう一本は、1月に亀嵩温泉に一日旅行したさい購入した手打ちもの。研いでいると、刃のつき方が違っているに気づいた。

 いずれも片刃であるが、ホームセンターで購入したものは、右手で握ると、手前に刃がついている。亀嵩で購入したものは、向こう側についている。ホームセンターのは、根元が大きく湾曲しているだけでなく、全体が同じ方向にわずかに湾曲している。そのうえ、湾曲している内側に刃がついているので研ぎにくい。

 ところが、亀嵩で購入したものは、根元は同じように湾曲しているが、刃のついているところはほぼ平ら。しかも、刃が湾曲している外側についているので、研ぎやすい。右手用の鎌は、ホームセンターのもののように、手前に刃がついている。ふと思い出して、以前青森の方から送っていただいたニンニク包丁を確かめてみた。それも刃が湾曲しているが、刃のつけ方は亀嵩製と同じであった。こちらの包丁も手打ち。これらの手打ちの刃のつけ方は、機械打ちと比べての製造過程の違いによるのだろうか、それとも、何度も研ぎなおしながら長期にわたって使うことを考えてのことだろうか。想像を刺激してくれる発見であった。

 草焼きが終わり、温床の枠組みに藁を巻きつけた。去年との違いは、枠の幅を少し広げたことと、藁を巻き付けるとき、枠組みが崩れないように支柱を立てたこと。あとは今までとは変わらない。
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