てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

村便り:2008-02-16(土) (タマネギ定植)
投稿日:2008-02-17(日)
 今日は一日中北風が強く、寒かった。天気図は冬の、典型的な西高東低。作業は、先週できなかったタマネギの定植。 畑で作業を始めたのは...

 今日は一日中北風が強く、寒かった。天気図は冬の、典型的な西高東低。作業は、先週できなかったタマネギの定植。

 畑で作業を始めたのは昼前の11時。定植畝を整えてから、苗床から苗を抜き取る。苗は黄タマネギ(普通のタマネギ)と赤タマネギ。

タマネギ苗
(クリックで画像の拡大)
とろ箱に入っているのは赤タマネギの苗。その向こうに二列になって植わっている苗が、初冬に定植したとき残った黄タマネギの苗。
定植したタマネギ
(クリックで画像の拡大)
定植したタマネギ。
 縦ガンギ。すなわち、植え条を畝の方向と垂直の方向にするやり方。条間は初冬のときと同じ30cmだが、株間は初冬の12cmに対し、今回は10cm。あまり太らないので、このくらいで十分。定植した株数は、赤タマネギは210株、黄タマネギは120株。
 赤タマネギは、11月終わりに定植できなかったので、苗床にそのまま残してあった。草(オオイヌノフグリなど)と押し合いへし合いしながら越冬していたため、苗を抜き取るのが一苦労。苗を掘りあげるため三つ鍬を土に打ち込むと、草の根が抵抗して鍬があがりにくい。草と一緒に掘りあげた苗を草の中から抜き取るときも、絡んだ草の根が邪魔をする。苗の根を切りながら、採苗した。

 それに対して、黄タマネギの方は、去年の11月終わり定植したとき、小さすぎたものを再び苗床に戻したもの。だから、やすやすと掘りあげることが出来た。二カ月半前に一度掘り起こしたとき根が切れたはずだが、根量が増えて伸びていた。定植した苗も寒さに耐えながらもこの程度には根を張っているのだろう。タマネギは2月になると根が条間に伸び始める、と本で読んだが、掘りあげた小苗の根を見ると納得できる。

 採苗を終えてから昼食。弁当は作ってもらわなかったので、スーパーで買ってきた寿司とカップ味噌汁を寒い小屋でかきこんだ。すぐに作業再開。

 苗床は[屋敷の]前の畑。そこでは北風は弱まる。ところが、定植畝のある[屋敷の]横の畑は吹きっさらし。北から吹き上げてくる(村は南から北に下る斜面にある)強い風にさらされながらの作業になった。ともかく寒い。私の出で立ちは、吸湿性、透湿性、保温性のある山用の下着をつけて、上は薄手のシャツと薄いブルゾン、下はモンペ、足は地下足袋というものなので、極寒のときは動かないと体中が凍える。ましてや北風にさらされると尻尾を巻いて逃げ出したくなる。でも苗は掘りあげてしまっているし、時期的にも遅れているので、じっと踏ん張り作業を進めた。

 作業が完了したときはまだ日が沈むまでに時間があった。身体を暖める目的もあって、空いている畝を鍬で起こした。

 すっかり暗くなったなか車の始動キーを回すと、車載温度計はマイナス2度を示していた。
コメント
--------------------

コメントを書く



     
Powered by
Serene Bach 2.19R