てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

村便り:2007-12-08(土) (冬枯れの冬支度 - 支柱を片づける)
投稿日:2007-12-09(日)
 午前中は街で買い物。 週末は百姓の「草鞋」を履くので、街中に出て、食事や買い物をすることは滅多にない。今日は自分が着るものを買う...

 午前中は街で買い物。

 週末は百姓の「草鞋」を履くので、街中に出て、食事や買い物をすることは滅多にない。今日は自分が着るものを買うので、当人が(も)出かけるしかない。服装にとくに興味があるわけでもないし、したがって、服選びも得意ではない。今まで着ていたものが駄目になって初めて重い腰をあげる。

 買い物を済ませると、家族で食事をして、そのあと私だけが農作業に向かった。


 村に着いたのは午後2時。4時半には日没だから、作業時間は3時間しかない。豆などの支柱を片づけることにした。

豆の支柱
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自然畝に突っ立ったままの、インゲンの支柱。左の畝には、ピーマンの支柱が見える。
縛った支柱
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支柱は、藁紐で縛る。藁紐は5本ほどの藁を使い、ひねって止める。
シカクマメの根塊
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 シカクマメの根塊。
 シカクマメの根塊は食べられるそうだが、あまりおいしそうではない。根塊が曲がっているのは、ポット育苗したので、ポットの中で根が巻いたためだと思われる。
 今年畑に作った豆類は、つる性のものは、初夏収穫のインゲン(梅雨豆)、モロッコ豆、秋収穫のインゲン、およびシカクマメ。つるなしのものは、金時豆と小豆(この二つは、金時豆を若莢のとき食しただけで、完熟豆は収穫できなかった、しなかった)。つる性の豆のために立てた支柱は、つるが枯れた今も畝に突っ立っている。それをまず片づけた。ついで、ピーマンと甘トウガラシの支柱を引き抜いた。いずれの作物も自然畝で栽培したので、枯れたつるや株は、抜いたりせず畝にそのままにしておく。いずれ朽ちて土に戻る。

 ニガウリと最後のキュウリの支柱も残っていた。それらとナスの支柱を片づけると、日没。

 冬になってやっと始める遅すぎる冬支度である。…すぐに日暮れてしまう午後、ひとり作業をしていると、なにとはなしに心が萎える。冬枯れのなかでも春に向かってじっと命を燃やしているものもあるのに。

 夕暮れに、近くのお姉さんが散歩で通りかかり「長ごう見んかったね。二週間ぶりじゃない」と声をかけてきた。毎週末には、しかも夏には平日の朝晩にも見える私の姿なので、ずいぶん久しぶりのような口調だった。

 今度は従姉がやってきて「長ごう来んかったけん、病気かと思おうて昼に電話したが、誰も出んかった」。「昼は、みんなで街に出とった」と私。

 明日は、田んぼで干したままにしている大豆を叩き、赤タマネギの定植をする予定。でも赤タマネギまでは手が回らないかもしれない…
コメント
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ムー ( 2007/12/10 10:43 PM )
 
南方系なので里芋と一緒のムロでは冬越は無理かもしれませんね。
サツマイモは物置でねずみが食い散らかしております。
「サツマイモは発泡スチロールの箱に入れて冷蔵庫の上に置けばよい」と山口の義弟が言っておりましたが、妻はそんな事許しません。
シカクマメはチョット実験してみましょう。
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てつ人 ( 2007/12/10 07:00 AM )
 
 シカクマメは原産地では多年草だそうです。推測するに、いったん地上部が枯れても根塊から発芽してくるのかもしれません。ただ寒い地方だと寒さで根塊までも枯れてしまうため、「一年草」になってしまうのでしょう。
 そう考えると僕も保存して、来年植えてみたくなりました。サツマイモの種芋と一緒に保管しておきます。

 ちなみに、サツマイモを保存するには段ボール箱にスクモ(もみ殻)を入れ、その中に芋を埋めて、暖かいところにおきます。昔は、床下に土壁で囲った室があり、壁際を藁で補強し(防寒のため)そこにスクモを入れてサツマイモを保管していました。「段ボール箱にスクモ」は、その記憶からの工夫です。
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ムー ( 2007/12/09 10:15 PM )
 
我が畑も先日支柱整理を終えました。
最後がシカクマメでした。
大きな根塊が掘り出されました。
これは旨く保管すれば来春芽が出るのでしょうか?
昨年は腐らせて姉妹実験できませんでした。
今年もムロに保管しようと思います。
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