てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

村便り:2007-09-01(日) (まずは《原野》の草刈りから)
投稿日:2007-09-03(月)
 9月になった。畑の農繁期が本格的に始まる。今の畑(慣行農法畝)は、あるべき姿から言えば、除草・耕耘されて畝の下準備ができていなけれ...

 9月になった。畑の農繁期が本格的に始まる。今の畑(慣行農法畝)は、あるべき姿から言えば、除草・耕耘されて畝の下準備ができていなければいけない。しかしわが家の畑は、一部をのぞき、雑草が繁茂している。ここ三、四年くりかえされた状態である。事情を知らない人の眼には、自然農法畝と慣行農法畝が共存しているわが家の畑は、むしろ野原だろう。

 今日のメインの仕事は畑の草刈り。ここまで繁っては、草を抜くなど悠長なことはやっていられない。草刈り機で畝の草をなぎ倒した。草は二、三日その場で萎れさせてから焼き払う。その後、耕耘機で土を返す。時間が許すかぎり、数日おいてもう一度耕耘してから種蒔きをする。まるで原野を畑にもどすような手間である。

 畝作りまでの作業の全体を頭で描き、始まった農繁期のスケジュールを考えると、この秋の畑はやめた!と投げ出してしまいたい気もした。その気持ちをじっと押さえ、自棄にならずコツコツと作業を進めていけば何とかなる、と自分を説得しながら、草刈りを続けた。

 どうなるでしょうね、この秋の畑は…
コメント
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てつ人 ( 2007/09/10 07:37 AM )
 
ユウゾウさん

> 草を刈って、堆肥を散布して、マルチをかけて置くと、春には素晴らしい土になりますよ。

 なるほど、そういう手もありますね。

> 耕転は不要です。ミミズやモグラが耕してくれました。

 ミミズがいるからモグラが来るのですが(モグラがいるのは土が肥えているしるしですが)、モグラの地下トンネルは少しイラっとしますね。種蒔きをしようと土を押さえるとズボッ!植え穴に水を入れるとすぐに抜ける。まあ、これといった実害はありませんが。

(わが家の自然畝にもモグラが住んでいます。モグラを狙うのか、蛙を狙うのか、蛇もやってきます。)

 マルチをかけずに春を迎えると、むろん春草が生えてきます。前年の晩秋に芽を出したカラスノエンドウが繁茂する畝もあります。カラスノエンドウが生える畝は肥えていますね。ですから、初夏には種のついたカラスノエンドウを、まだ生えていない畝に撒いてやることもあります。

 好みにすぎないのですが、僕はビニールマルチが好きではありません。美しくないし、破れた切れ端は腐らずにいつまでも残るし…といった理由です。田の畦もビニールマルチで覆ってやると水漏れに効果的ですが、ビニール嫌いの僕はせっせと畦塗りをします。まあ、へんちくりんなこだわり派です。
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ユウゾウ ( 2007/09/08 02:07 PM )
 
お久です。
原野と化した畑、大変でしたね。

草を刈って、堆肥を散布して、マルチをかけて置くと、春には素晴らしい土になりますよ。もちろん、耕転は不要です。ミミズやモグラが耕してくれました。
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てつ人 ( 2007/09/04 07:49 AM )
 
 4畝ほど(30坪×3.3㎡×4倍)あれば、一家族(5、6人)の野菜は自給できますが、多品目を作っていると、季節ごとの畝の割り振りに頭を悩ましますね。最後のひとつまで収穫することをあきらめて早めにあげてしまうか、ものによっては前作の間に種蒔きをしたり、工夫が必要になるかもしれません。でも、ムーさんの畑はきれいに除草してありますから、畝作りに僕のような手間はいらないでしょう。

 季節の変わり目には作付け記録図(百姓を始めてからの作付けを図に記録してある;畝の位置は一定)をめくりながら、作付け畝を決めます。

 あ、サツマイモのあとにはタマネギを定植し、タマネギを収穫したらまたサツマイモを植える、ということはできますね。サツマイモもタマネギも連作可能だそうです(僕は2年前から試しだしたばかりなので、可能だ、と断言するだけの経験はありません)。

 エシャロットとは、早取りラッキョウのことですね。するともう植えてもいいのではないでしょうか。可能ならシロウリの間に植えてしまうとか。

 サツマイモは屋内で保管しないと腐ってしまいますが、里芋は、今までやられてたように、ムロ保管ですね。ただ、掘りあげたまま、芋はバラバラにしないまま、の保管がいいようです。

 ともかく9月は畑の農繁期。秋から冬の作物は、一日種蒔きが遅れると一週間収穫が遅れる(気温が下がり、日照時間が短くなるから)、と言われるくらいですから、種蒔き・定植に追われます。
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ムー ( 2007/09/03 10:09 PM )
 
田圃の刈入れも控えていますよねー。
秋の農繁期、お察し申し上げます。

当方、昨年秋までは30坪弱の箱庭的畑でした。
チマチマと秋植えの作物種蒔きなどに連作にならぬよう頭を痛めておりました。

今年は4倍ほどの膨れ上がった借用耕地。今のところ秋の収穫をひかえた作物で殆んど地面は塞がっております(これって本当は問題ですよね?)

今は、空いている山の畑のじゃが芋跡に元肥を入れ白采を定植する準備くらいでしょうか。

大根の種蒔き場所は準備しました。
ラッキョウは8月中に植えました。

ソウダ、シマラッキョウとエシャロットを何時植えましょう。
そのうちシロウリ畝が空きます。
胡麻も枯れ始めました。

里芋やサツマイモなどの収穫後の保管はどうしましょう?

なんだか急に忙しくなりそうですね。
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