てつがく村 を飾った 写真 たちが再登場します


農耕の季節 2001

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ズッキーニ
(7月始め・朝)

ズッキーニ (zucchini-英語[←イタリア語]-)、クルジェット (courgette-仏語[小カボチャの意]-)。この頃は、デパートなどの野菜コーナーで見かけるようになった。大きさも形も、一見キュウリのようであるが、フランス語からも分かるように、カボチャの一種。茎は、普通のカボチャのように匍匐性ではなく、立性。果実は、開花して1週間も立たないうちに、若どりする。写真の、こちら側に向いている果実は、撮影後すぐに収穫した。果長は18cm。
私がクルジェットに初めて出会ったのは、フランスで、クスクスというアラブ料理を食べたとき。クスクスはカレーに似た料理。粒状に調整した麦を蒸して、その上から辛くて赤っぽい汁をたっぷりとかける。汁には、肉(羊とか鶏)と野菜が煮込んである。クルジェットは輪切りにされて煮込まれている。クルジェットは、フランスに行くまでは一度も見たことがなかったので、最初はキュウリだと思った。
我が家では、クスクスは定番料理のひとつなので、クルジェットはクスクスにも使う。他には、炒め物にも使える。また、煮崩れしにくいので、母などは、煮染めに入れたりする。和風に調理しても違和感がない。カボチャだと思えば、違和感がなくても不思議はないが。
(クスクスを「日々想々」に登場させたいですね。しかも、クルジェットの季節が終わらないうちに。レポートの採点が終わったら、8月に頑張ってみましょう。)
クルジェットの全体的な草姿を見たい方は、ここをクリックしてください。

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アルティショ
(6月中旬)

アルティショ(artichaut-仏語-)/アーティチョーク(artichoke-英語-)。日本では英語名で呼ばれている。和名は、仏和/英和辞書によれば、チョウセンアザミ。朝鮮半島にアルティショのように大柄なアザミが自生しているのだろうか。私の知る限りは、アルティショはヨーロッパ原産の野菜。だから、私は、「西洋アザミ」と名付けている。ガクの部分が大きいので、日本に野生するアザミよりは、むしろ松ボックリのように見える。しかし、花を咲かせると、たしかにアザミである。しかも、よく見てみれば、葉っぱも、栽培化されて優しい形にはなっているが、たしかにアザミである。
野菜としては、開花前の蕾を茹でて食べる。写真の一番大きい蕾でソフトボール大である。食べ方は、まず、ガクの根元の柔らかいところを歯でしごいて食べる。花床に近いガクは丸ごと食べられるくらいに柔らかい。最後に円盤状の花床が残る。この花床も、表面を覆っている毛(開花すると、多数の筒状の花となる部分)を削り除いてから、食べる。歯触りは、アヴォカドのそれ、と言えば、分かってもらえるだろうか。
このアルティショは種から育てた。去年の春に蒔いて、今年が最初の収穫である。多年草だから、これから何年かは楽しめる。種以外に、株分けでも増やせる。

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開花し始めたライ麦
(5月初旬)

ライ麦を空いた畝に作っている。晩秋に蒔いた麦は5月に出穂する。出穂するとすぐに刈り取り、苅敷等として利用する。しかし、一部は種を採るため、稔らせる。

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南天
(1月)

南天の実は赤が一般的だが、白などもある。赤い色は目立つせいか、冬の間に鳥に食べられてしまう(ところで、鳥に色覚はあるのだろうか・・・)。南天は、カラスが食べて唾と混ぜなければ、芽がでない、と母が言っていたが、眉唾の話である。屋敷にはあちこちに植えたことのない南天が生えている。

農耕の季節 2000

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