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村便り

村便り:2017-02-16(木) (人参とダイコンの播種)
投稿日:2017-02-21(火)
人参と大根を、ビニールトンネル内に播種した。(手順としては、播種した後、ビニールを掛ける。)今年になって初めての種蒔きである。(クリ...

人参と大根を、ビニールトンネル内に播種した。(手順としては、播種した後、ビニールを掛ける。)今年になって初めての種蒔きである。


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向こう側は、人参を蒔いてビニールで被覆した。こちら側は、大根を蒔いたところ。これからビニール掛けする。
春は野菜の端境期である。秋に蒔いた野菜は2月後半から薹が立ち始める(すなわち、茎がのびて、花がつく)。葉菜類(葉っぱを食べる野菜の類)は、今の時期、新しい葉っぱが出始めているが、それまでのものと色や形が違う。薹立ちの前兆である。人参や大根は薹が立つと、根を貫いて芯ができて食べられなくなる。薹がおいしい野菜もあるが(たとえば白菜や広島菜)、たいていの場合、硬かったり、えぐ味があったりするので、食用には向かない。

その端境期を少しでも埋めるため、人参と大根を蒔いた。(私の栽培暦に従えば、2月に入るとすぐに播種するのだが、今年は暦より少し遅れた。)まだ春浅い時期なので気温が、発芽には低すぎる。また、大根は発芽してからしばらくのあいだに寒気にあたると、薹立ちが早まる。(秋、9月に蒔いた大根は春までは薹立ちしないが、春に蒔く大根はそれよりずっと早く薹が立つ。)そこで、ビニールトンネルで覆って保温する。ビニールの裾には土を載せて、ビニール内を密封する。保温と水分保持のためである。

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