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村便り

村便り:2012-03-21(水) (温床育苗開始)
投稿日:2012-03-24(土)
播種(温床育苗):【第一温床】ピーマン(普通ピーマン、パプリカ)、トマト(普通トマト、調理用トマト)、日光トウガラシ、鷹の爪、シシ...

播種(温床育苗)【第一温床】ピーマン(普通ピーマン、パプリカ)、トマト(普通トマト、調理用トマト)、日光トウガラシ、鷹の爪、シシトウ、伏見甘長、長ナス、【第二温床】キャベツ、カリフラワー
播種(露地育苗)レタス、エンダイブ[苦チシャ]

 3月19日に踏み込んだ温床は発熱が始まった。踏み込んだ藁に手を当てると熱を感じるが、まだ温度は上がりそうである。温床に育苗箱を入れるまえに、地温計を差し込んで堆肥の熱をはかることもあるが、今回は省略して、午前中にプラグトレイに種蒔きをした。

温床で育苗を始めたプラグトレイ
(クリックで画像の拡大)
温床で育苗を始めたプラグトレイ。
 この時期の温度が発芽適温としては低すぎるナス科は、第一温床で育苗。また、保温したら発芽が早まるアブラナ科は第二温床で育苗。さらに、25℃以上になると種が休眠してしまうレタスは自宅のベランダで育苗。

 日光トウガラシは今年はじめて作る。正確には去年はじめたが、去年の温床はイノシシに荒されて苗ができなかった。まだ青い莢を使って醤油漬けなどにして食べられるというので、作ろうと思った。暑い時期には食が進みそうな加工品である。

 エンダイブは日本ではあまりなじみのない野菜だろう。形はサニーレタスに似ているが、色は緑。レタスと同じキク科だが、別名で苦チシャというように苦い。軟白すると苦みがやわらぐ。サラダに混ぜて食べる。初秋蒔きが本来の作型だと思うが、種袋に春蒔きもできるように書いてあったので試そうと思う。(初秋蒔きはすでに経験済み。)

(エンダイブを私がはじめて食べたのは、巴里での留学生時代。仏蘭西語ではシコレ[chicoree]と言う。英語に直せば、チコリ[chicory]。ところが、チコリは日本では(英語圏でも?)、別の野菜の根っこを伏せて発芽したものを軟白して、サラダとして食べる野菜。逆に、エンダイブ[endive]を仏蘭西語風に発音すれば、アンディーヴだが、仏蘭西語圏ではこれが日本のチコリに当たる。私が二つの野菜をはじめて経験したのは仏蘭西語圏だったので、日本では、チコリとエンダイブが入れ替わっていたのには面食らった。ただ根っこから発芽したものを軟白して食べる野菜も苦いので、両者は近い親戚かもしれない。ちなみに、アンディーヴ=チコリは手間がかかるためであろう、高価な野菜。日本でも種は販売していて、また栽培もできる。栽培は経験済み。)[この段落の説明、分かりました?]
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