てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

村便り:2009-12-12(土)/2009-12-13(日) (冬の農作業への移行)
投稿日:2009-12-14(月)
 12月8日に稲こぎが終わり、農作業はやっと冬に移行する。稲架杭とナル(クリックで画像の拡大)稲架の撤収。12月12日。 脱穀後の田んぼの作業...

 12月8日に稲こぎが終わり、農作業はやっと冬に移行する。

稲架杭とナル
稲架の撤収
(クリックで画像の拡大)
稲架の撤収。12月12日。
 脱穀後の田んぼの作業。まずは稲架杭(稲架足)とナル[稲架の横木]を撤収する。稲架杭は220本ほど。12月9日以降の雨で湿っているため、屋敷にもって帰り、立てかけてしばらく乾燥させることにした。本を読んでいたところ、林業を生業とする山村では間伐材を稲架杭として出荷していた、という記述に出会った。山のない平野部の農村ではそうした稲架杭を購入していたのだろう。しかし、わが家の稲架杭は長さ、木の種類がまちまちだし、曲がったのもある。私自身は山に伐りにいったことはないが、先代たちが揃えた自前のものである。とすれば、傍目には枯れた間伐材にすぎないが、農家にとっては食料を生産するための、貴重な財産か、と思いながら片づけた。

 ナルは9mの長さのものが17本。うち8本は12月6日に運んだ。今日は残り9本を運ぶ。ナルは脱穀後すぐに収納した方がいい。そのときは乾いているからである。しかし、ナルも雨にさらしたため、収納前に乾かすことにする。

 ナルを一本一本担いで運んでいると、近所のお姉さんが「大変じゃね。軽トラで運べんのん?」と声を掛けてきた。一度、軽トラに積んで運んだことがある。しかし、ナルは長いため、電線とか庭木とかに引っかかりそうになった。そこで、いまは担いで運んでいる。その事情を説明しながら「まあ、一年に一遍じゃけんの(担いでも大したことはない)」と締めくくった。お姉さんは「私はそもそも担げん」と笑っていた。


ヤーコン

(クリックで画像の拡大)
収穫したヤーコン。11月29日。
 手前のトロ箱、左半分にみえるのが種。株元に小さな種球がついている。その下についているイモを食用にする。サツマイモやジャガイモとは違い、イモそのものは種にしない。
 ヤーコンの《越冬》準備をした。種芋は小さな段ボール箱にスクモ[もみ殻]をいれ、その中におさめた。食用にするイモの部分は、こんどは大きな箱に同じようにしておさめた。ヤーコンはネットで知り合った方に種をもらって栽培をはじめた。しかし、どうしも食生活に組み込めない。原産地のアンデス地方では果物のように食べられている、と書いてあるページがインターネット上にあった。果物と言われれば納得がいく。変に調理しても(そのページのレシピには、キンピラとか漬け物とかが紹介してあった)おいしいとは思わない。あっさりと果物のように生食するのが正統的な食べ方ではあるまいか。それにしても、果物として、いままでの食生活に入り込むほどの個性はない(ように私には思われる)。珍しい《果物》としていまからも少量ながら栽培していくつもりではあるが。


アキシマインゲン
アキシマインゲンの種
(クリックで画像の拡大)
収穫した種莢を干しているところ。
 莢の多くはまだ水分を含んでいるので、まず莢のまま干し、ついで種を出して、それは陰干しする予定。
 種にするアキシマインゲンを収穫。去年、種採りに失敗した(種にする莢の選別が遅れ、完熟しなかった)ので今年は早くから種採り用の株を決めておいた。しかし、収穫係(妻)がそのことを忘れて食用に採ったため、今年も十分な種が確保できなかった。秋のインゲンは、気温が下がる時期なので、残った莢を種にするというわけにはいかない。来年こそは採種に失敗しないようにしなければ。
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