村便り:2009-10-03(土) (仲秋の名月のコイモ)
投稿日:2009-10-05(月)
今夜は仲秋の名月。コイモ[主として、子芋を食する里芋]はこの日を初掘りと決めている。仲秋の名月は別名《芋名月》だからである。(クリ...
今夜は仲秋の名月。コイモ[主として、子芋を食する里芋]はこの日を初掘りと決めている。仲秋の名月は別名《芋名月》だからである。
去年の里芋は大粒だったが、今年はこの時期としては普通の、小さな粒。なぜ去年のが大粒だったのか。ひとつは草取りと元寄せの管理が順調にできたのたと、もうひとつは、もしかしたら、去年は田んぼとしては乾燥気味のところに植え、さらに夏のあいだ干ばつ気味だったので、そのストレスが粒を大きくした、ということもあるかしれない。
それに対して、今年は、例年のごとく、草取りは、一度草に埋もれてからやった(すなわち、里芋は生育がおそくなった)ため、子芋の数は少なくなかったが、ほとんどが小振り。この位が、私の好きな《衣被き[きぬかつき]》にちょうどいい。
数日来の雨で、稲の一部が倒れていた。ダブ[湿田]のウワコウダ[傾斜地にある田んぼの上側の部分]の稲である。ウワコウダは、いつも水のある状態のため、根が表面を這いがちである。稲の生育の後半は、水は飽水状態[踏み跡に水が溜まっている程度の水分]にあるように管理し(言い換えれば、間断灌水[水がなくなったら入れる、といった水管理]をし)、根を地中深くに張るようにするのだが、ウワコウダはこうした管理がうまくできない。また、ウワコウダのぬかるみを走る田植機の車輪が滑り、稲の株間が狭まるため密植がちになり、稲が徒長がちになる。さらに、風が吹くと、やわらかい泥では株元が安定しない。そういった理由で倒伏したのだろう。株がしっかりしているヒノヒカリとしては珍しいことである。
去年の里芋は大粒だったが、今年はこの時期としては普通の、小さな粒。なぜ去年のが大粒だったのか。ひとつは草取りと元寄せの管理が順調にできたのたと、もうひとつは、もしかしたら、去年は田んぼとしては乾燥気味のところに植え、さらに夏のあいだ干ばつ気味だったので、そのストレスが粒を大きくした、ということもあるかしれない。
それに対して、今年は、例年のごとく、草取りは、一度草に埋もれてからやった(すなわち、里芋は生育がおそくなった)ため、子芋の数は少なくなかったが、ほとんどが小振り。この位が、私の好きな《衣被き[きぬかつき]》にちょうどいい。
(クリックで画像の拡大) 稲の倒伏。 地形は、左から右に傾斜している。 |