てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

村便り:2009-06-28(日) (里芋類の、除草と元寄せ)
投稿日:2009-07-02(木)
 明日から雨の予報。 休耕田に作っている里芋類は草の中に埋もれつつある。5月9日に温床の育苗床から定植したとき(温床に伏せたのは4月8日...

 明日から雨の予報。

 休耕田に作っている里芋類は草の中に埋もれつつある。5月9日に温床の育苗床から定植したとき(温床に伏せたのは4月8日)、いつものことであるが、時間に追われながらの作業のため、元肥を施すのを省略した。そのときは近いうちに追肥して、省略を補おうと考えていたが、結局、これも、いつもではないにせよ、よくあることであるが、何もせずに今日に至った。

里芋の畝の除草
(クリックで画像の拡大)
里芋類の畝の除草と元寄せが終わったところ。

 草取りが大変なのは、ひとつは株間が広いからかもしれない。といっても、とくに広くしているつもりはないのだが。

 株の数は、コイモ、58株、エビイモ、25株、ヤツガシラ、4株。ヤツガシラは株が少ないので、もっぱら来年の種用に育て、食べることはない、と思う。エビイモは、今年はきちんと管理して、《エビイモ》にしたい。
 年によっては除草できずに、里芋類が不作になってしまうこともある。そんな私の作り方を見て、近所のお兄さんが「よけえ[たくさん]作るけんよ」とあきれたような顔をして言ったことがある。手間があるならともかく、一人で田んぼも畑をやっているわたしである。ほどを心得て作る量を考えるべきだ、というお兄さんの意見である。

 コイモ(ふつうの里芋は、子芋を食すので、村ではコイモと呼ぶ)は家族が喜んで食べる。一般にイモ類(我が家で作っているのは、コイモのほかは、ジャガイモとサツマイモであるが)は好物である。冬に鍋物をすると、子どもは鍋のなかでコイモを探したりする。だからついつい、わたし一人の手に余る数を植えてしまう。

 里芋類は元寄せ[株元に土を寄せること]しないとイモが太らない。また草との競争にも弱い。だから、冬にたのしもうと思うと、夏のあいだに、しっかりと世話をしてやる必要がある。とりわけ、里芋も草も生長する梅雨明けまでが勝負である。明日から雨が続くと草が伸び、また土が湿って除草が難しくなる。そこで今日は意を決して、里芋類の畝の除草と、一回目の追肥と元寄せをすることにした。

 10時半に始め、昼食を挟んで、作業が終わったのは18時半。7時間は草取り作業をやっていたことになる。草は一本一本丁寧に抜いたわけではなく、背が高くなる草を中心に草取り鎌で除いたのであるが、思ったより時間がかかった。草がまだ小さいうちに除けば労力も時間も少なくてすむのだが、その時々の緊急の仕事を優先しているうちに、後回しにされた仕事がこんなふうに《生長》してしまっている。手間暇ないものがわざわざ手間暇がかかるように仕事をする、と時々自嘲してしまう。

 雨続きまえにまだやっておきたいことがある。里芋畝の草取りが済んでから、畑に戻り、サツマイモの苗を12本追加して植え、また、田んぼにとんぼ返り。ビニールポットに土を詰めて、黒豆、青大豆、鞍かけ豆の種蒔きをする。全部で130ポットほど。それが終わると夜陰が迫っていた。
コメント
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てつ人 ( 2009/07/07 10:58 PM )
 
> 発酵させてない水分を!

 仕事中でも発酵した水分はちゃんととっているのですが、それじゃ駄目ですかね。《高齢者》には、神からの贈り物のように思えるのですが… あっ、神が呼び寄せる水なんですね(コワ)

 あと二週間ほどの我慢ですね。もっともそれが終わると、レポート読みという《苦行》が待ち構えていますが。では、お互い、ラストスパートをして頑張りましょう。
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ベジタリアン縄文人 ( 2009/07/06 05:22 PM )
 
野苺の種類はたくさんあるようですから、何とも言えませんが、そうかもしれません。実は私も「多分ナワシロだろう」と思っているだけです。一粒の苺を構成している粒々が大きめ、色は透明感あるルビー色で、過熟すると黒々としてきます。07年には7月2日に大収穫、昨年は3日に見に行きましたが、草刈りされていて全滅でした。それにしても熟れきって腐るままになっているなんてもったいないですね。
熱射病は高齢者こそ気をつけないといけないとか。温度の変化にも気付かなくなるそうです。水分補給をお忘れなく。お仕事中はもちろん、発酵させてない水分を!
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てつ人 ( 2009/07/06 07:27 AM )
 
 ナワシロイチゴとはどんなやつですかね。道端などにもう熟れ切って腐っている野イチゴがありますが、あれですか。ナワシロという名前からしてもう一カ月以上前に盛りだったのかも。

 最近、歳のせいか(笑)頑張る気力が出てきません。この記事の日には、若かりし頃のかすかな記憶が体によみがえった稀な時だったのかもしれません。熱射病になるくらいの気力・体力がそもそもありません。
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ベジタリアン縄文人 ( 2009/07/05 01:14 AM )
 
お疲れさまでした。熱射病などにはお気をつけ下さいね。縄文人は久々にヤマモモ酒を少々仕込んだところです。そろそろナワシロイチゴを見に行かないといけなかったのですが、行きそびれてしまいました。今年は間に合わないかもしれません。
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