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村便り

村便り:2009-02-08(日) (春をはらむ大気)
投稿日:2009-02-10(火)
定植:タマネギ タマネギは昨年11月終わりに定植することができなかった。2月には普通、昨年定植したときに小さすぎたため苗床に残しておい...

定植タマネギ

 タマネギは昨年11月終わりに定植することができなかった。2月には普通、昨年定植したときに小さすぎたため苗床に残しておいたものを定植する。ところが、今年は、昨年やるべきだった定植をごっそり2月に延期することになった。厳冬をすぎ2月になるとタマネギの根が動き始める。その前に定植したい。すると2月始め、目安としては立春である。そこで昨日、やることにしていた。

 ところが昨日の朝食時、子どもが、今日はマラソン大会だ、と言った。学内マラソン大会ではOota川の堤防を走る。そこで予定を急きょ変更して午前中は、何百人もの生徒たちが走る姿を見て過ごした。半日ではタマネギの定植はできない。結局、予定していた定植はお流れになった。

 タマネギの定植日を決めるために、これからのスケジュールを検討してみた。サラリーマン稼業の方では、2月はスケジュールの詰まった月である。後期の授業(と試験)は2月上旬に終了するが、それからは、試験やレポートの採点、卒業論文の審査、入学試験等と期限の切られた仕事が続く。プライベートな予定も考えると、タマネギの定植は、今やっておかないと、2月後半にずれ込む。しかし2月後半ではいくらなんでも遅すぎる。今日は職場の日帰り親睦旅行であったが、正式なエントリーはしていなかった(気が向いたら参加します、なんて曖昧な返事をしておいた)ので、旅行はキャンセルして、タマネギの定植をやることにした。

 そう決心すると、野良に向けては気持ちが渋りがちなこの頃なのに、なぜか気持ちがすくと畑に向いた。立春を過ぎた光の明るさと、寒さのゆるみがそうさせるのだろうか。


 作業は、午前中は畝の耕耘、午後に定植という手順で行った。

タマネギ畝
(クリックで画像の拡大)
タマネギ畝。耕耘前。電気柵用のポールより右は他家の畑。
 
タマネギ定植
(クリックで画像の拡大)
定植したタマネギ。
左側、手前の草の生えている畝は自然畝。
 畝は11月に施肥、耕耘しておいたところで、草が生え始めていた。施した肥料は発酵鶏糞とサンライム(牡蠣殻石灰)だったので化学肥料のように流亡はしていないだろうが、再度おなじ肥料を軽めに施した。冬の間は、畑の土は晴天続きでも湿り気を帯びている。そのため、耕耘機でかき回すと、土を捏ねてしまう。深く鋤き返さないように調整したが、それでもやはり土は捏ね気味になった。

 冬はいつも着ている薄いジャンパーはつけないで作業をしたが、汗ばんできた。大気はすでに春をはらんでいた。

 午後だけで苗床の苗をすべて定植することはできない。大きいものを選んで、普通タマネギを300株、赤タマネギを100株定植した。株間は、11月に植え残した小さい苗の場合は密植するが、今回は条間30cm、株間12cmの(私流での)普通の規格に設定した。

 残り苗を定植する場合は肥料は元肥だけだが、今回は3月初めに追肥してやろうと思う。しかし、どのくらいの収量になるか、今年が初めての試みゆえに、見当はつかない。小振りな玉になるのは間違いないが…ともかく、これで心にかかっていた作業のひとつが片づいた。
コメント
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てつ人 ( 2009/02/15 07:59 AM )
 
ナスの塩漬けは、塩抜きしても、酒の肴としては、塩がききすぎの状態でしたか。「ぶっ鮭(ブッチャケ)日記」の記事を読み直してみると、塩10%でナスの保存漬けをした、とありますね。僕はやったことがないので、手元の本をみると、似たようなものです。12%と書いてあります。長期保存には、さらに表面に追い塩をして15%の塩にするようです。かなりの塩ですね。もっともこの本(『家の光』付録)は43年前のものですから、今より塩分に対する感覚が違うのかもしれません。

辛子漬けに酒粕を使う、と言われてみればなるほどと思います。小ナスの辛子漬けは酒粕が使ってあったような気がします。経験がないのでまた本をめくってみると、この本には米麹を使うからし床が説明してあります。米麹、水飴、塩、辛子が材料です。水飴は「からし漬けのてり山車と辛み抜けの防止」のため、とあります。この床に下漬けした野菜を漬けると4、5日すれば食べられるようになるそうです。

朝っぱらから酒の肴の話になりました。

こちらでも13日金曜日(!)に春一番が吹きました。春をつげる風ですから、日にちと曜日の組み合わせが《よすぎる》日でも、幸せ風ですが、僕にとっては不吉な風でした。なぜ不吉? 近日公開の「SkiAgain」最新版をごらんください。
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ムー ( 2009/02/13 10:34 PM )
 
春一番とか、今も雨戸がガタガタと音を立てています。
今日、片方の畝だけマルチを修復してきました。
剥がした方と比較してみましょう。

玉葱の密植は地主妹さんからも「おろぬいて葉葱でたべても美味しいよ」助言を受けました。彼女は直播でココから苗を移植したりオロヌイテ食べたりしています。

ナスの辛子漬けの試食結果は?
酒の肴には少し塩が利き過ぎ。
妻は「ご飯のおかずには丁度良い」と言いますが、本日酒粕500gに和辛子100g砂糖250gで粕床を作り追加補給しました。
少し塩加減が良くなり酒の肴に合うことを期待してます。

キュウリの粕漬けにも1kgの酒粕+250g砂糖を追加補充しました。
理由はなすと同じです。
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てつ人 ( 2009/02/13 07:23 AM )
 
いよいよ春ですね。忙しくなります。暖かくなるのはいいですが、スキー場の雪が少なくなって… 農作業に戻れ、という天の声なんでしょうか。

タマネギのビニールマルチは、保温と雑草抑止に便利なようですね。マルチ有りとマルチ無しを比較すると、マルチ有りでは春の生長が早いです。最終的な収量には差は(ほとんど)でないですが、収穫前の病気(葉が枯れてくる病気、名前が思い出せませんが…)に対して強いようです。僕はマルチ無しですが。

タマネギの子苗を2月に密植で植えると、丸のままシチューに入れたりするのにちょうどいい大きさ(というか小ささ)の玉ができます。少々面倒ですが、場所と手間があればやってみる価値はあると思います。

あっ、そうそう、ナスのカラシ漬けは美味しそうでしたね! 酒にもご飯にもあうので僕は好きなのですが、自分で作ったことはありません。味はいかがでした?
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ムー ( 2009/02/12 10:52 PM )
 
スキー場から畑の方に話題が移動してきましたね。
私はスキーはできません(越後湯沢と札幌で各1回やった記録がありますが)。
玉葱はこの秋沢山植えました。数日前の風でビニールマルチが剥がれました。霜柱でシートの端が浮いていたのは知っていましたがその内補修しましょうとサボっていたらイケマセン。2畝のうち片方は畝の真中に真竹を重石としておいていたので半分だけでしたがもう片方の畝は風でバタバタしていたので全部剥がしました。
明日にでも半分剥れている方を元に戻せるかどうかやってみようと思っております。
玉葱苗は私も遅く種蒔きしたものが残っています。
量的にはもう充分植えてあるのですが、もったいないので何処か端の方にでも定植してみます。コタマネギが出来るかもしれません。
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