てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

村便り:2008-07-10(木) (ジャガイモ掘り。普賢丸、出島。)
投稿日:2008-07-12(土)
 木曜日は一週間で授業のある最後の日である。来週が終われば、再来週からは試験期間。したがって、前学期の授業はあと一踏ん張りすれば終...

 木曜日は一週間で授業のある最後の日である。来週が終われば、再来週からは試験期間。したがって、前学期の授業はあと一踏ん張りすれば終わり、気分的にすこし楽になる。梅雨明けの公式発表がないので夏のような日が続くこの頃だから、締めくくりの来週に備えて、授業が終わってからの午後の後半は心身を休ませかったが、気になっている農作業のうち、緊急にやっておきたいことがあった。春秋兼用のジャガイモ掘りである。

 ジャガイモは収穫してから発芽まで休眠期間がある。その期間中は植えても芽がでない。今春、植えた春秋兼用種は普賢丸と出島であるが、それらの休眠期間は二カ月あまり、と言われている。秋ジャガは8月半ばに伏せる[土を被せて芽出しをする]。9月始めに発芽が始まるとすると、7月始めには掘りあげる必要がある。すると時間的、精神的に余裕がでる試験期間になってからでは遅すぎる。心を鞭打ち、夕方にジャガイモ掘りをすることにした。


 早めに職場を発ち、作業を開始したのは17時。普賢丸から始めた。普賢丸は、茎はかなり黄変している。収穫期と判断していい。晴天続きで畑の土は硬くなっているので、鍬使いに力がいる。二、三度、水分を補給しながら、30株余りを掘りあげた(植えたのは40株で、6株ほどをすでに早掘りしていた)。普賢丸は肥大が早い。また比較的大きさの揃いがいい。満足できる収量であった。


ジャガイモ掘り
(クリックで画像の拡大)
 ジャガイモ掘り。出島。

 食味については、私の舌では、普賢丸と出島は良好。普賢丸は粉質。煮くずれしやすい。出島も、資料では、煮崩れしやすい、とあるが、煮物にするとおいしい。
 出島は、今春が初めての栽培。すでに家族が一部を掘りあげていた。その数からして、10株程度だろうと思っていたが、畝を見ると、春に植えた36株のうち半分ほどがなくなっていた。予測とのギャップから、初めてジャガイモ掘りをする家族が掘り残したのではあるまいか、と掘った跡をもう一度掘って確かめた。たしかに掘り残しは10個ほどあったが、初心者の作業としては多いわけではない。

 茎は、普賢丸と違い、まだ青かったが、全部掘りあげることにした。意外とイモ数か少ない。また、大きく肥大しているものと小さいものとの差が激しい。収量は多くない、という印象。説明資料には「多収」とあるが、印象からすると多収とは思えない。掘りあげ時期が早すぎたのだろうか。

家に帰って資料を調べると、イモの着生はとくに早い方ではなく、中期以降の肥大が良好であり、塾期は中晩生に属する、とある。さらに、大イモになりやすく、揃いはよくない、とある。とすれば、秋の種用は早掘りして、残りは熟してから掘った方が多少収量があがるかもしれない。


 作業は1時間半で収量。
コメント
--------------------

コメントを書く



     
Powered by
Serene Bach 2.19R