てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

村便り:2007-10-09(火) (秋祭り)
投稿日:2007-10-09(火)
昨日は秋祭りのため農作業を休んだ 昨日、10月8日(日)は村に二つある神社のうち、わが家の屋敷と田畑のある地区の秋祭り。この地区は5集落に...

昨日は秋祭りのため農作業を休んだ
 昨日、10月8日(日)は村に二つある神社のうち、わが家の屋敷と田畑のある地区の秋祭り。この地区は5集落に分かれており、集落が順番に祭りを受け持つ。今年は、屋敷のある集落が当番になっている。集落には、5年に一回まわってくる当番を中心になって受け持つ家がある。祭りの当日、囃子がその家を出発して神社に向かう。囃子が出る家も順番に代わる。だから、或る家が祭りの中心になるのは一世代に一回あるかないかである。わが家の場合、私の祖父の時代に囃子が出た、という話を聞いている。

 祭り当日に農作業をするのはどうも居心地が悪い。ましてや、同じ集落から囃子が出るとなると、白い目でみられる(*)。そこで、昨日は農作業をせず、ひさしぶりに休日をのんびりと楽しんだ。
(*)ただし、祭りは自治会が主催であるから、私のように村の外に住んでいる者は部外者である。

同級生
 今日は、深夜過ぎてから降り始めた雨が朝のうちに止んだので、いつもより遅めの10時に家を出て村に向かった。途中、昼食を買うために、村の隣町のスーパーに立ち寄った。スーパー内のベンチに小中学校時代の同級生が所在なさ気に坐っているのが目に入った。長い間会っていなかったが声をかけると、向こうもすぐに私を認めた。買い物をしている奥さんを待っているのだ、と言う。雑談をはじめた。

 稲刈りの話も出た。彼の家ではもう稲刈りを済ませたそうである。今年はコンバイン[刈り取り脱穀機]を買ったので、作業は楽だった、とのこと。買った理由を彼は説明した。腰を痛めて、治らない。田んぼは荒すわけにはいかない。そこで高価ではあるが、それまで所有していたハーベスター[脱穀機]を下取りに出して、作業が大幅に楽になるコンバインを買った。「米は作るより買うた方が安い」と彼は苦笑しながら話した。安いうえに、身体も痛めない、と付け加えることもできる。村の農家は、耕作規模から考えて、ほとんどが抱いている複雑な思いであろう。

今日も聞こえる祭り太鼓
 屋敷について昼食を済ませたあと、作業をはじめると祭り太鼓が聞こえてきた。今日は、もう一つの地区の祭りである。太鼓だけは遠くからでも聞こえる。私にとって、屋敷のある地区のとは違い、なじみのある叩き方である。小学校を上がる前から大学入学まで、今日が祭りの地区に住んでいたからである。囃子は子どもが担当するが、小学校高学年のとき二年続けて囃子をやったこともある。だから、太鼓の音は、なじみがあると同時に、思い出をかきたてる懐かしい音でもある。今日は、少年時代を過ごした地区の祭りだと思えば、居心地が悪くない、とは言えないし、時間があれば祭り気分を味わいたい気持ちもないではないが、忙しい農作業を優先させた。

落水作業の続き
 作業のメインは、やり残した田んぼの落水作業。ウンカ被害がひどい田んぼの水が落ちない。もともとダブであるうえに、一昨日、半分しか作業をやっていなかったからである。残りの作業にとりかかるが、完了する前に一日は終わった。今週末には早めの稲刈りを敢行するつもりであるが、この調子では、この田んぼは手刈りの部分が多くなるかもしれない。
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