てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

村便り:2007-09-14(金) (ネズミ大根[山口大根]の種蒔き)
投稿日:2007-09-22(土)
 朝、ネズミ大根を蒔く。種は一昨年、長野の人からいただいて、それから自己採種してきたもの。「山口大根」といい、長野の或る地域で作り...

 朝、ネズミ大根を蒔く。種は一昨年、長野の人からいただいて、それから自己採種してきたもの。「山口大根」といい、長野の或る地域で作り続けられてきたものであり、その種を少量いただいたのである。ネズミの形をした激辛大根で、パサパサした肉質である。かの地ではソバの薬味に使うそうである。長野の人は、短冊に切って天ぷらにしてもおいしい、と言っていた。
 野菜は、その家、その地方の食生活にとけ込めないと、定着しない。そういう意味では、このネズミ大根は、瀬戸内の山間部の村では、まだ「異邦人」的な存在である。でも少量でも作り続けてみよう、と思っている。作り続けるには、種苗会社では扱っていない品種なので、自己採種するしかない。昨秋播種してこの夏に採種したもので二、三年分は優にあるが、今年も採種を試みるつもりである。二、三年続けて株を選抜しながら採種を続けると、この地方に馴化した品種になるのではないか、と思う(期待している)。
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