てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

村便り:2007-07-08(日) (キジの巣だ!)
投稿日:2007-07-13(金)
 午前中は屋敷の草刈り。キジの巣 屋敷は、蔵と小屋がある隅を除いては更地。以前は藁屋根の家があったが、壊してからもう20年になろうか。...

 午前中は屋敷の草刈り。

キジの巣
 屋敷は、蔵と小屋がある隅を除いては更地。以前は藁屋根の家があったが、壊してからもう20年になろうか。いつまでも新しい母屋が建たないかわりに、春から秋にかけて草が立つ。屋敷の中央部は車の出入りがあるので、背丈の低い草しか生えないが、周辺部はセイタカアワダチソウやヨモギなど背の高くなる草が生える。春先から伸び始めた草は梅雨時の今になると高く繁る。私は、屋敷の周辺に草が生えるのはあまり気にならない。しかし、隣接する家の人は気になるらしい。去年のこのごろ、従姉が「セイタカアワダチソウの種が畑に落ちる、ゆうて、隣が業にしよりんさるで(*)」と私に言ったことがある。面と向かっては言いづらいので、私に近い人に話すことで、草を刈ってほしい、と間接的に私に伝えようとしたのだろう。草が伸びる前に手を打てばいいのだが、その時期は田植えに続く農繁期、どうしても緊急の作業のを優先してしまう。そして草が存分に伸びきった今頃になって、やっと屋敷の草刈りにとりかかる。
(*)「業にする」とは、「苦にする」、「悩みの種にする」、「いらいらする」という意味。
キジの巣
(クリックで画像の拡大)
 写真中央に雌キジが見えるが、お分かりだろうか。雄と違い、雌は褐色で地味なので草に紛れやすい。キジの上側に卵が二つ見える。画像を拡大して確認すると、実際には4個ほど見える。
 家族によると卵は9個あるそうである。親鳥がいないときに数えたとのこと。でも、帰宅する前にもういちど見ると親鳥は帰巣していたそうだがら、巣を放棄したわけではない。
 屋敷の三辺はコンクリートの擁壁になっている。隣家の畑と隣接する擁壁側の草を刈り終えようとしていたときだった。セイタカアワダチソウが主体の草は擁壁に沿って狭い帯のようになって残っており、その帯の幅は草刈り機の一払いで楽に払ってしまえるくらいであった。その帯を一方の端から刈り始めたときだった。進行方向の草陰から鳥が見えた。目を凝らすと雌のキジであった。しかも、その横に卵が2個ある。キジの巣!私は草刈り機のエンジンを止めた。

 畑ではよく雄のキジを見かける。しかし、まさか屋敷の草の中に巣を作っているとは想像もしなかった。草は巣の間近まで刈ってあった。雌のキジは草刈り機が身近に迫っても巣を離れようとはしなかったのである。もし私が気づかずにもう一払いしていたら確実に巣と卵は微塵になっていたはずである。もしかすると親鳥も傷つけた、いや殺していたかもしれない。卵が2個見えていたのは、あるいは親鳥は、もはやこれまで、と身体をよじらせ飛び立つ体勢に入ろうとしていたのかもしれない。それにしても、この瞬間まで卵を見捨てなかったとは、母親の強さのようなものを感じないではいられなかった。

 私は、払っておいた木の枝をいくつかもってきて、巣の周りにおき、その枝の上に草を重ねて、巣を守る「バリケード」を作ってやった。私の作業の間も親鳥は卵を抱いてじっとしていた。

二回目のジャガイモ掘り(男爵と普賢丸)
 午後はジャガイモの掘りあげ。このごろ雨続きなので土は湿っていたが、今日を逃すとまた雨続きそうなので、ともかく男爵の残り半分と普賢丸を掘りあげた。残るは、メークインと roseval だが、天気の様子を考えると、しばらくあとになりそう。毎年のことであるが、春ジャガの収穫期は梅雨時になる。そのため、家によっては、まだ茎が青いうちに掘りあげて長雨を回避する。しかし、我が家は茎が黄変するまで待つので、梅雨の晴れ間を狙っては掘りあげることになる。

サツマイモの蔓を追加して植える
 サツマイモの蔓を12本、追加して植える。
コメント
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てつ人 ( 2007/07/16 06:38 PM )
 
 雉は垂直にジャンプするんですか…今の母親雉の様子からすると、滅多なことでジャンプしないと思います。最後の最後まで卵を守っています。死んだものと勘違いして、椅子を除けて様子をうかがおうとしたとき、雉は逃げましたが、走るようにして一段下の畑に降りました。言い換えれば、ジャンプはしませんでした。もっとも、それは「外敵」が近づくのに気づいていたからかもしれません。
 様子を見て、椅子は除けることにしましょう。

> 空梅雨で、ジャガイモにてんとう虫があちこちで、大発生しています。

 ジャガイモにつくのですから、もしかしたらテントウムシダマシかもしれませんね。ジャガイモの葉を食害します。
 こちらはもう掘りあげる時期になっているのですが、雨続きで掘ることができません。今週後半は晴れ間がのぞくようですから、その時のこりを一気に掘りあげます。
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U-3 ( 2007/07/16 06:01 PM )
 
二行目、ハコモノでした。
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U-3 ( 2007/07/16 05:57 PM )
 
 こんにちは。
PCが壊れてしまい、村の‘ハコモイノ’からの送信です。
雉が住みついているなんて、平和でいい所なんですね(^^)。
雛が無事育つように、お祈りしています。

 雉は物音に驚いて飛び立つ時、垂直にジャンプしてから飛びますので椅子はどうかとも思います。緊急の時は、助走せずにジャンプします。。。。頭を打ち付けないか、ちょっと心配です。

 こちらは、空梅雨で、ジャガイモにてんとう虫があちこちで、大発生しています。昨日、早堀しました。

 
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