てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

村便り:2007-04-08(日) (第二温床に里芋類を伏せ、育苗ポットを入れる)
投稿日:2007-04-09(月)
 第二温床に里芋類を伏せ、育苗用にポリ・ポットに蒔いた種を入れた。 4月4日に藁などを踏み込んだ第二温床は二日後には発熱を始めた。温床...

 第二温床に里芋類を伏せ、育苗用にポリ・ポットに蒔いた種を入れた。

 4月4日に藁などを踏み込んだ第二温床は二日後には発熱を始めた。温床は発熱を始めると《発火剤》に使った材料のにおいが辺りに漂う。第一温床は、踏み込み材料の上層まで発酵鶏糞を振り撒いたので、鶏糞のにおいが漂っていた。発酵してにおいが和らいでいるとはいえ、鶏糞はかぐわしいとはとても言えない。そこで第二温床は上層は、米糠だけを振り撒いた。目論見通り、今度は米糠のにおいが漂ってきた。

温床に伏せた里芋類
(クリックで画像の拡大)
温床に伏せた里芋類。
 左から、コイモ、八つ頭、京芋。コイモは、親芋も縦に二分割して種芋にする。八つ頭も、親芋を種芋にし、縦に数分割して使う。一番右側の空いたスペースはサツマイモのため。
 なお、コイモとサツマイモの伏せかたについては、記事「☆ 2002-03-31 ☆ 子芋とイモを伏せる」を参照。
灰ヶ峰の山桜
(クリックで画像の拡大)
山桜が満開になった灰ヶ峰の北斜面。
 「3月25日の村便り」では、コブシが咲き始めた灰ヶ峰を紹介したが、今は主役がコブシから山桜に変わった。山桜が斜面のあちこちに咲いているのがお分かりだろうか。
 温床の半分は土を浅く入れて、そこに里芋類とサツマイモを伏せる。里芋類は、コイモ、八つ頭、京芋を伏せた。サツマイモを伏せる予定であったが、種芋を畑にもって来るのを忘れたため、明日に日延べした。

 種は、長ナス、ニガウリ、スイカ、カボチャ、バターナッツ[ヒョウタン型の、表皮が黄色いカボチャ]、マクワウリ、半白キュウリ、ヒョウタン、スイートコーンをポリ・ポットに蒔いた。ズッキーニも予定に入っていたが、育苗土が足りなくなったので、これも明日に日延べ。

 今日は家族で畑に来た。子どもはツクシの玉子とじが好きなので、まだたけて[食べごろを過ぎてしまって]いないものを探し、夕飯に食べる量を採った。午後、弟がやって来た。弟は広島市内に住んでいるが、畑にはたまにしかやって来ない。やって来ても農作業を手伝うためではない。今日はワラビ探しが目的のようであった。ひとしきり私の子どもと遊んでから、近くの《ワラビ山》に向かった。なかなか帰って来ないので、猪に襲われて《遭難》したんで、と子どもと笑いながらしゃべっていると、ビニール袋にかなりの量のワラビを採って《生還》。ツクシは盛りを過ぎたが、ワラビはまだはしりだ、と言いながら、半分を分けてくれた。《ワラビ山》は草木がだいぶ繁っていたようである。手袋をはめて行かなかったので、スイバリ[手などに刺さったトゲ]が指に刺さった、とまだ刺さったままになっているスイバリを確かめていた。想像した通り、猪が地面を掘った跡があった、と言っていた。
コメント
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moo_ ( 2007/04/15 09:01 AM )
 
写真が悪く見難かったのでしょうが、透明マルチを使いました。既に大きな赤い芽が出ている「赤芽」や八つ頭は上から見えたところを破いています。
てつ人さんと同じ事を考えていましたね。
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てつ人 ( 2007/04/12 09:55 AM )
 
> 近所の農家の人に聞いたところ「この辺りでは里芋は5月連休後の植え付け」との事でした。

 ほぼ同じ気象条件だと思われる僕の村でも、直植えをするのは5月に入ってからです。露地では早く植えても地温が低いので芽が出ません。

> 私は芽だしの様子を見ながら(てつ人さんのHPを見ながら)その前後にしましょう。

 芽出しをしている畝の様子を画像で見たとき、ひとつ心配になりました。黒マルチをすると地温が上がるので、その意味では芽出しには効果的です。ただ芽が出たときにマルチに覆われたままだと、芽がヤケたり[高温のため萎れ/枯れたり]、モヤシ状態になったり、あるいはまた、のびのびと葉が展開できないのではないか、と気がかりです。ですから、芽が出始めた時点で何らかの工夫をされた方がいいかと思います。
(直植えしてマルチで覆い、芽が出るところだけは穴をあけておく、という方法もあります。芽が出始めた時点で、この方法を応用する、というのも一つの手でしょう。)
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moo_ ( 2007/04/11 11:16 PM )
 
見た目では表面が枯れているだけで、芯の新芽は生きてると思います。
一緒に最近畑を始めたTOKUさんが近所の農家の人に聞いたところ「この辺りでは里芋は5月連休後の植え付け」との事でした。
私は芽だしの様子を見ながら(てつ人さんのHPを見ながら)その前後にしましょう。
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てつ人 ( 2007/04/11 10:00 AM )
 
 頭の芽は腐ったというより、出始めたのが枯れた、という状態です(腐ったのと同じ?)。里芋でも芽が複数出ないということはありませんから、京芋も、頭の芽が駄目になっていたとしても、別のところから芽が出るかもしれませんね。そうなれば強そうなのをひとつ残して定植します。
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moo_san ( 2007/04/10 05:13 PM )
 
八つ頭のように、芽が沢山出るタイプではないと思います。
種芋(子芋、孫芋)が親芋になってそれを食べるわけですから、感じとすれば里芋みたいになりますね。

と、言う事は種芋の頭の大きな芽は大事だと思います。
その芽が腐ったら、他の部分から小さな芽が沢山出て、種芋は太らず小芋ばかりになるような気がします。
芽だしして、頭からしっかりした芽が出たものを基本に植えるべきでしょう。
脇芽だけのものも芽欠きして植えてみてどうなるか私も今回実験してみます(頭の芽が腐ったものがありますので、それを利用)
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てつ人 ( 2007/04/10 09:16 AM )
 
moo_sanさん

 イモ自体はしっかりしている(柔らかくなったり、腐ったりしていない)ので生きているのは確かですが、京芋は芽が複数出やすい性質なんでしょうか?(例 - 里芋は、親芋は別として、複数出にくいが、八つ頭は出やすい。)それが心配です。まあ様子を見てみましょう。京芋の《生態》の勉強になるでしょう。
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moo_san ( 2007/04/10 07:56 AM )
 
京芋の芽は大乗武装(ナンデこう変換するの?)大丈夫そうではないですか。良かった。
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