てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

村便り:2006-12-03(ソラマメとワイルド・ロケットの定植)
投稿日:2006-12-10(日)
(一週間前の村便りです ^^;) 12月に入った。畑も田んぼも冬支度が完了していない。畑は、目立つところでは、冬になり枯れてしまったニガウ...

(一週間前の村便りです ^^;)

 12月に入った。畑も田んぼも冬支度が完了していない。畑は、目立つところでは、冬になり枯れてしまったニガウリとトマトがまだ片づけてない。全体的にいかにも「下農」(*)の畑といった風情である。
(*)「上の農人は草のいまだ目に見えざるに中うち[中耕]し、芸[くさぎ]り、中の農人は見えて後芸る也。みえて後も芸らざるを下の農人とす。是土地の咎人なり。」(宮崎安貞『農業全書』)

 午前中、ニガウリを片づけた。自然畝で栽培したニガウリは、穴施肥をして定植し、追肥は発酵鶏糞を二度施しただけであったが、旺盛に生育したくさん実をつけてくれた。不施肥で定植し追肥でつなぐだけで十分収穫がある、と思われるような生育ぶりであった。来年はそのやり方を試してみるつもり。


 午後はソラマメとワイルド・ロケットの定植。ソラマメは、一寸ソラマメと赤ソラマメの二種類をポット育苗したものである。植え穴を掘って定植して、その周りにぐるっと発酵鶏糞と牡蠣殻石灰をまいた。防寒のため、定植して裸地になった苗の周囲に、籾殻もまいた。一寸ソラマメは48株、赤ソラマメは38株を定植。収穫は来夏、五月終わりになる。

 最後にワイルド・ロケットを定植。ロケット(ルッコラ)は最近知られるようになった。イタリア料理店でサラダに混ぜて出されたりする。ロケットは、秋に種蒔きすると春に薹立ちして枯れるが、ワイルド・ロケットは多年草。一度つくったことがあるが、春に薹を立たせたままにしておいたら、いつのまにか消えてしまった。今度は二度目の挑戦。

カマキリの卵(クリックで画像の拡大) ニガウリの支柱。「下農」の畑。
 秋の終わりまで立てたままにしておいた支柱には、よくカマキリの卵がついている。そのような支柱は、孵化するよう、来夏まで立てておく。
ソラマメの定植(クリックで画像の拡大) ソラマメの定植。
 自然畝の草の中に定植していく。草と一緒だと冬の間、寒さが幾分かでも和らぐ。手前の、まだポットに入っているソラマメを含めて、3株のソラマメが写っている。見分けられますか?
ワイルド・ロケット(クリックで画像の拡大) ワイルド・ロケット。
 畑には9株定植して、残りの3株は家に持ち帰ってベランダで育てることにした。サラダの「薬味」的な使い方だから、近くにあった方が便利。畑のものは来春夏、採種するつもり。
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