てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳
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SkiAgain:2009-01-11(日) (パウダースノー)
投稿日:2009-01-13(火)

 今日は県内最高峰(1346m)の斜面にあるOスキー場で遊ぶことにしました。 Tインターで高速をおりると、車をすぐに四輪駆動にシフトしました...

 今日は県内最高峰(1346m)の斜面にあるOスキー場で遊ぶことにしました。

 Tインターで高速をおりると、車をすぐに四輪駆動にシフトしました。路面上には雪はありませんが、周りは一面の雪景色です。

雪の林道
 スキー場へのアクセスは、インターから少し行ったところで、昔からの林道と近年開通した大規模林道の二コースに分かれます。昔からの林道を通った方が距離的にはずっと近いし、時間的にも早いのですが、狭く曲がりくねり、ガードレールも一部しかないので、雪の季節にはそれなりの覚悟が必要です。今日は峠越えのその林道からアクセスすることにしました。今年はまともな雪道は走ったことがありませんので、念のため林道の入り口でブレーキテスト。スタッドレスタイヤは4年目になりますが、まだ十分使えそうな効きでした(冬のはじめにタイヤのやわらかさを測定してもらい、使用可能な範囲内であることは確認してありました)。林道は峠に向かう途中までは、融雪装置が道路に埋設してあり轍部分だけは雪は融けていました。でも、それをすぎると圧雪状態の道です。峠あたりになると風が強く、雪が巻き上げられていました。本格的な雪道ドライブの雰囲気です。峠から下っていくと、雪はさらに深くなりました。緊張しはしましたが、わくわくと興奮気味。スキー場に着く前からすでに車の運転で盛り上がりはじめていました。

 下り道の途中から、晴れた日であれば、木立の間からスキー場が見えます。しかし、今日はスキー場あたりは雪が降っているのでしょう、見通しがききませんでした。

 スキー場に近づくと、係員から、駐車場は満車なので道路脇に駐車してくれ、と指示されました。日曜日であり雪も多いので、大勢が押しかけたようです。車は上り坂の途中に駐車しました。

 ゲレンデはたしかに人は多くはありましたが、さすがに芋の子を洗うような状態ではありませんでした。雪は一日中降り続き、ときに強風が谷から山に向かって吹き上がることもありました。そのような状態で10日スキーヤーは今年4回目のスキーを楽しみました。

上級ゲレンデ
(クリックで画像の拡大)
上級コースのひとつの頂上から。
 傾斜はきついが、ごく普通の上級者コース。
日数がレヴェル
 「10日スキーヤー」と書きましたが、10日とは私がスキーを再開して滑った日数です。こんな奇妙な表現には理由があります。スキー道具を購入しにスキーショップに行ったときです。店主が私に、いままで何日滑ったか、と質問しました。質問に怪訝な顔をする私に、店主は「技術技術と言いますが滑った日数なんですよ。10日のスキーヤーはその日数だけのレヴェル、50日のスキーヤーは50日のレヴェル。滑った日数がその人のスキーのレヴェルなんです」と質問の意図を説明しました。またこんなことも言いました。「階段をおりるでしょう? そんな具合にスキーで滑り降りればいいんですよ。要は慣れなんですよ。」乱暴な説明のようにも思えますが、私には妙に説得力がありました。どうも店主の質問はスキー道具のレヴェルを決めるためのものだったようです。結局私は50日スキーヤーということになりました(本当のところは、若いころ滑った総日数は20日もありません、2週間くらいかも)。そして旧モデルの靴と、旧旧モデルの板を選定してもらいました。(古いモデルになると値段が格段に安くなるんですね。旧旧モデルの板が新モデルだったときの値段を教えてもらいましたが、じつに4倍でした! 一年たつと半値になる、ということです。)

パウダー・スノーのシロウサギ
 さて再デヴュー11日目の私は、使いはじめて4日目のスキーで《果敢に》(?)攻めました。何度も転倒しながら(笑) ゲレンデは、圧雪のうえに新雪が降り積もった状態ですから、一度転倒すると、体中がパウダー・スノーで真っ白(大げさかな…)。むろん自分では分かりませんが、いっしょに滑っていた子どもが起き上がった私を見て大笑いしたくらいです。

 不格好で笑える転倒もありました。スノボと接触しました。スノボは転倒してしまいましたが、私は姿勢を崩しながらも転倒はまぬかれました。どうだ運動神経がいいだろう!と内心得意でしたが、でも、相手を気づかって(気づかったポーズをとりたくて)、少し滑りおりたところで振り返ってストックをあげ、スノボに「大丈夫?」と身振りで尋ねました。向こうは私の意図が分かったらしく、大丈夫とうなずきました。つぎの瞬間です、私はバランスを崩して谷側に向かって転倒してしまったのです! 左側頭部を強く打って、脳震盪…にはさいわいなりはしませんでしたが、痛いやら格好悪いやらで、早く起き上がろうと足掻いてしまいました。

下級スキーヤーは上級コースを攻めたがる?
 bakaと煙は高いところに上りたがる、と言いますが、私は下手なのに上級コースを攻めたがる悪癖があります。このスキー場には3箇所上級コースがありますが、そのうちのひとつを攻めたときです。こぶ斜面と聞いてはいたのですが、まさにこぶだらけ。凸凹でない場所がありません。下手なスキーヤーですが、斜度がきついだけなら、へっぴり腰ながら、なんとか滑りおりることはできます。しかし、そのこぶにはお手上げでした。こぶは凹の部分を通りながらすり抜けるのが常道のようですが、そんなテクニックは私にはありません。最初は凸凹を無視して滑ろうとしましたが、むろんそんなことをするとすぐに転んでしまいます。とうとうピストの隅っこを横滑りしながら下るはめになりました。

板の傷は勲章?
 家に返ってスキー板を確かめてはじめてきづいたのですが、どうもそのおりに板の表面を自分の板のエッジで傷つけたようです。いくつもの擦り傷が残っていました。4日目にしてすでに傷だらけの板。私の下手を証明しているようです…

 まあ、板は消耗品のようですが。スキーショップの店主の説明によれば、正確な日数は忘れましたが、板も靴も数十日使うと性能が落ちてくるとのことです。私は、一生ものと思って買いに行ったのですが、店主にそんなことを言われて、よし使い潰してやるぞ、と内心、変に意気込みました。スキー板の傷は、ラリー車の傷のようなもので、もしかしたら勲章かもしれません???


 そんなことで、営業時間ぎりぎりまで滑って帰途につきました。帰りも、雪が降りしきる闇の狭い林道を《果敢に攻め》ました。スキーといい、車といい、興奮した一日でした。
SkiAgain:2009-01-03(日) [スキー・デビュー、アゲイン]
投稿日:2009-01-04(日)

…なんて、意味解読にとまどうようなタイトルをつけましたが、このタイトルと同様のカテゴリーを作り、季節限定の記事を書くことにしました...

…なんて、意味解読にとまどうようなタイトルをつけましたが、このタイトルと同様のカテゴリーを作り、季節限定の記事を書くことにしました。

 すでにスキーについての記事を二つ書きました。スキーは19歳の冬を最後に、長いあいだ遠ざかっていました。そのあいだスキーをしたいと思ったことはありませんでしたが、子どもがスキーに興味をもったのを機にスキーを再開しました。それが三年前でした。スキー道具はスキー場で借りていましたが、回数が増えるにしたがって、買った方が安くつく計算になってきました。また、もうスキーに熱中するほど若くはないと思っていたのですが、回数をかさねるにしたがって、年甲斐もなく、面白くなりました。そして、今シーズンの始めにスキー道具を買ってしまったのです! むろん、旧モデルの安いやつです。でも、そのために、長年こつこつと溜めてきたわずかなへそくりを放出することになりました。《自己責任》で遊べ、というのがわが家の財務大臣の方針ですから。高い遊び道具を買ったからには使うしかありません。この年齢ですから道具がへたるのが早いか、身体がへたり熱も枯れてしまうのが早いか分かりません。今シーズンは10回はスキー場に通うつもりでいます。

 そういった事情で、スキーのカテゴリーを設けることにしました。カテゴリーの名称は、「またはじめたスキー」といった意味です。、記事内容については、特定の方針があるわけでありませんから《よしなしごと》を綴ることになります。


 前置きが長くなりましたが、

GKスキー場
(クリックで画像の拡大)
G.K.スキー場。高速リフトから撮影。
 大晦日からの雪のおかげでようやく自然雪で滑ることができた。
 正月に家族が集う日の合間をぬって今シーズン3回目のスキーに行くことしました。H県のスキー場はTインターに始まる、とは子どもの言葉ですが、じっさい県内の大部分のスキー場は県西北部に集まっていますので、高速道経由でアクセスするとなると、Tインターで高速を降りることになるのです。今日のゲレンデはG.K.スキー場です。

 大晦日から正月にかけて雪が降ったため、一般道には雪が圧雪状態で残っているところがありました。今冬初めての雪道です。車はスタッドレスをはいて、また四輪駆動状態にしていたのですが、一度滑って車道中央寄りに車が動いてしまいました。どうも凍結していたようです。慌てて車の姿勢は立て直したのですが、対向車がいなかったがさいわいでした。冷や汗をかきました。

 ゲレンデではむろん滑るのは大歓迎です。しかし混雑していますから、衝突の危険性はつねにあります。今冬は第一回目に、上から下ってきたスキーヤーに横から激突されました。二人のスキーはそれぞれ片側がはずれてしまうほどの衝撃でした。さいわいけがはありませんでした。今日は、中級の狭いピストで、スノボと衝突しました。スノボと最初は接触、それから二人が動き出して、その同じスノボと今度は衝突して、私が大きく転倒しました。私が派手な転げ方をしたからかもしれませんが、そのスノボ、「すいません! 大丈夫ですか?」「大丈夫ですよ。お互いさまですから[そんなに謝ってもらう必要はありません]」と私。スノボの声が若い女性だったので、何か得をしたような気分になりました >^_^<(ちなみに第一回目のスキーヤーは若い男性。)街中で女性に衝突しようものなら、状況いかんにかかわらず、痴漢呼ばわりをされかねませんからね。

 ということで、今日の技術的な進歩は(なんて生意気なことを言いますが)ブーツの中の足の動きがすこし意識できるようになった、ということでしょうか。
SkiAgain:2008-12-27(土) [無の境地? じつは、たんなる憂さ晴らし…ですね。]
投稿日:2008-12-29(月)

 今年、二度目のスキー。今日もまた、子どもに引かれてスキー場参り。子どものせいにしていますが、本心は自分が遊びに行きたいのです。冬...

 今年、二度目のスキー。今日もまた、子どもに引かれてスキー場参り。子どものせいにしていますが、本心は自分が遊びに行きたいのです。冬だって、私のような《通いの一人兼業農家》(久しぶりのこの言葉を使いました ^^;;)の場合、いくらでも野良仕事があるのですが、いやあるからこそ、少しはその状況から(も)自由になりたい、と思うのです。

 前回は県西北部のU.S.スキー場でしたが、今日は県境を越えて日本海側のM.H.スキー場を目指すことにしました。県境越え、といってもほとんどの行程が高速道ですから、一時間ちょっとでスキー場につきます。このスキー場も、いまは人工雪頼りだといえ、前回のスキー場よりは冬らしい景色のなかにありました。ここも、やはりスノボが多いのですが、スキーヤーもわりといました。

M.H.スキー場
(クリックで画像の拡大)
M.H.スキー場。このスキー場は、尾根区域と谷間区域に分かれているが、いま営業しているのは尾根区域のみ。その区域の一番高いあたりからの眺め。
 下手で我流のスキーヤーとはいえ(そうだから?)、滑っているときはスキーそのものに(身体のコントロールに必死に?)なっています。スキー場に着いたときはまだ下界の雑念が頭のなかを渦巻いて、あるいはうごめいて、あるいは根を張っています。とくに私のような《悪人》の場合、頭を割るとなかから悪臭・腐臭を放って雑念が流れだして来るような状態なのです。ところが、雪を飛ばし風を切りながら滑降するスキーになっているうちに、その雑念が削り落とされていくのです。不思議ですね。そして、頭の中が《無》になったように感じるのです。これは、気持ちいいですね。

 16時。このスキー場は16時半が営業終了ですから、そろそろ上のゲレンデから引き上げる(引き下がる?)ことにしました。ゴンドラに乗って降りることもできるのですが、谷間の中級コース(私には上級コースに思えましたが!)を滑り降りることにしました。ときに転びながらも快調に滑降。でも、途中で派手に転んでしまい、右肩と右側頭部を強く打ちました。その拍子に最後の雑念も頭の外に飛び出したようなのはラッキーだったのですが…どうも逆側の左首筋を痛めたようです。初級レヴェルの腕(脚?)なのに《無の境地》に酔って中級コースを降りたのが間違っていたのかもしれません。(この記事を書いている二日後の今日も、まだ首筋が痛みます。さいわい《首は回る》ようですが。)
SkiAgain:2008-12-21(日) [冬至のスキー]
投稿日:2008-12-22(月)

 今冬はじめてのスキーに行きました。今日は子どもがめずらしく部活のない日なので、以前から予定を決めていました。しかし、雪の多い地方...

 今冬はじめてのスキーに行きました。今日は子どもがめずらしく部活のない日なので、以前から予定を決めていました。しかし、雪の多い地方ならいざ知らず、わが地方では今の時期、自然雪が滑降可能なほど積もっているスキー場はめずらしい。じっさい今年は県内のスキー場はどこも自然雪なしの状態です。そこで人工造雪機のあるスキー場を選んでおきました。ところがスキー場のある地域の今日の天気予報はあいにくの雨。行くかどうかを迷いはしましたが、山はみぞれ程度になるかも、と期待して出かけました。

 でもスキー場も雨。それでもスキーヤーは結構いるもんですね。…と思いながら、ゲレンデでよく見ると、ほとんどはスノーボーダーでした。元気な若者でなければ、雨の日に人工雪のうえで遊ぼうなんて思いませんよね。かくいう私は、牛にひかれて…てはなく、子どもにひかれて雪遊び、のオッサンです。さすがにオッサンのスノーボーダーはいませんでした。

 ふと昔を思い出して感慨にふけってしまうのは、やはり歳を重ねたオッサンだからでしょうか。いまはゲレンデの状況をインターネットでリアルタイムに確認できるし、行くつもりになれば車を走らせればいいわけです。でも昔は

……小学校6年のときだったでしょうか、年末年始に従姉(村便りに出てくる従姉と同人物です)につれられて日本海側にある雪の多いスキー場に行くことになりました。その年は暖冬。そのスキー場にも雪が少ない、という噂が入っていました。ともかく集合場所である国鉄の駅まで行くことにしました。スキーを担いで村から、駅のある海岸の街までバスに揺られて下っていきました。そこで電話で確認したたしかな情報が伝えられ、スキーは中止になりました。その当時はスキーと言えば、自然雪頼りのスキー場へ、鉄道か貸し切りバスで時間をかけて出かけたものでした。……

そんなことを子どもに話しても、ふーん、というだけです。

 話はもどります。スノーボーダーと混在の状態では滑りにくいですね。まず、動きが違う。これは道具の違いであって仕方ありません。それに、彼らはゲレンデの真ん中で突っ立っていたり、また、ピストの中程ですわりこんだりしています。それにまた、後ろを確認しないで、突然動き出しもします。大勢いるから目立つのかもしれませんが、もう少しマナーを、と思うのは、これもやはりオッサンだからでしょうか(← おまえがピストの真ん中でしりもちついて動けなくなっているのがもっと邪魔だ! 笑)。スノーボード禁止というスキー場もありますが、これほどスノボ人口が多くなっている現状では、禁止したら営業がなりたたなくなるかもしれませんね。

 ともかく子どもといっしょに6時間ほど滑りまくりました。冬至ですから一年で一番昼が短いころ。16時ころから照明がともりました。7時間のリフト券の有効時間が余すところ1時間になったところで、雨に濡れた身体が冷たくなり、引き上げることにしました。17時でした。

 一日遊んだので、家に帰ると冬至の柚子湯にゆっくりつかり、それから空腹を満たす、なんて夕べを思い浮かべながら帰宅しましたが、柚子湯ではありませんでした。なんで柚子が入っていなかったの、と訊くと、えっ?あしたが冬至じゃないの、と返事が返ってきました。仕方ない、あした一日遅れの柚子湯です。
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