てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳
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村便り:2016年03月03日(木)/04日(金) (エンドウの支柱、ジャガイモの浴光催芽)
投稿日:2016-03-06(日)

管理:エンドウの支柱立て植えつけ:ジャガイモの浴光催芽3月に入り、そろそろ本格的に農作業を開始しなければいけないが、生活のリズムがま...

管理エンドウの支柱立て
植えつけジャガイモの浴光催芽

3月に入り、そろそろ本格的に農作業を開始しなければいけないが、生活のリズムがまだ冬のまま。むしろ、昨年4月から退職後の新しい生活が始まってまだ、農耕を軸とした生活のリズムあるいは時間割が確立していない。

朝の雑事を済ませると早くても9時、たいていは10時くらいになっている。それから野良に出ると、昼食時に帰宅するのであれば、午前中は作業はあまりできない。自宅で昼食をすれば、作業に戻るのは14時くらいになる。夕方からの雑事を考えれば、17時には野良から家に戻りたい。この時間割で計算上は、5時間の作業時間があるが、実際にはもっと少なくなる。半農半サラの「サラ」が欠落しても、その分、以前はやらなかった仕事が増えたので、結局、定年前に可能なひとつの生き方と考えていた《晴耕雨読の、悠々自適の生活》は夢物語。

農耕を軸とした生活といっても、農耕だけの、農耕がメインの、生活では味気ない。農耕は生活の一部であり、軸であるのは、一日と一年のリズムを整える主旋律である限り、という程度に農耕はとどめておきたい。

それでも、農耕がメインの日もある。そんな日は、もう少し上手に生活活動の配分と時間割を考えなければいけない。


エンドウのウロ
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エンドウのウロ。
 「ウロ」は、支柱を意味する方言。
 支柱にくくりつけている藁束は、エンドウがよじ登るための手がかり。藁束の下に伸び始めたエンドウが生えている。
 向こうにみえるビニールトンネルでは、発芽した人参と大根が成長をはじめている。
 
ジャガイモの日光浴
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ジャガイモの浴光催芽。
 4品種。メークイン、男爵(以上、購入種)、普賢丸、デジマ、アンデス赤(以上、自家採種)
 
などと、考えはするが、実現にはほど遠く、、、いつものように、ゆるゆる昼から、野良へ。

背丈が伸びだしたエンドウのために支柱をたててやる。エンドウは、昨晩秋、11月7日に播種した。スナップエンドウ(皮ごと食べるエンドウ)と実エンドウ(実のみを食用にする)。

また、ジャガイモの日光浴を始める。「浴光催芽」といい、日光にあてて発芽を促し、かつ、強い芽を出すため。

村便り:2016年03月01日(火) (このキノコ?)
投稿日:2016-03-01(火)

2、3年前から、屋敷隅に生えている(植えた、のではなく、いつの間にか生えてきた)松の下に、キノコが生え始めた。そこは、畑への降り口にな...

2、3年前から、屋敷隅に生えている(植えた、のではなく、いつの間にか生えてきた)松の下に、キノコが生え始めた。そこは、畑への降り口になっているので、そのキノコをしょっちゅう目にする。その度に、食い意地がはった私は、食えるんじゃろうか? と涎が出てしまっていた。むろん、正体不明のキノコを口にするほどの勇気はないので、朽ちるままにしておいたが。


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キノコA 表側。
 撮影日は、2015年11月21日。
 

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キノコA 裏側。
 

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キノコB 表側。
 撮影日は、2015年11月30日。
 

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キノコB 裏側。
 
その画像を掲載します。そして「村便り:2016年02月16日(火) (キャベツ定植; ヒヨ)」にコメントを書き込んだベジタリアン縄文人さんにお聞きします。

このキノコ、縄文人は食べていたのでしょうか。そして、(縄文人は、もしかしたら、キノコ毒を無毒化する腸内細菌を飼っていたかもしれないので) 現 代 人 でも食べられるのでしょうか。

村便り:2016年02月16日(火) (キャベツ定植; ヒヨ)
投稿日:2016-02-17(水)

定植:キャベツこの頃、農作業に出るときは、たいてい午後になる。今日は寒いので家に閉じこもっていたい気分だが、春の農作業のことを考え...

定植キャベツ

この頃、農作業に出るときは、たいてい午後になる。今日は寒いので家に閉じこもっていたい気分だが、春の農作業のことを考えると、雨の降らない日は野良に出た方がいい。昼前までためらっていたが、昼食後、意を決して出かけることにした。

キャベツ定植
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キャベツ定植。24株。
 10月20日播種。ポットで育苗していた。キャベツは本葉5枚くらいまでに定植するが、それ以上の大苗になり、下の方の葉は枯れ落ちていた。
 6月終わりに収穫が始まる予定。
 ヒヨ対策のためキュウリ用のネットで被覆している。
 
ヒヨに実をついばまれた
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ヒヨに実をついばまれた枝。
 木の名前は分からない。鳥が屋敷の隅に《蒔い》ていった木。まあ、だから鳥に、実に対する権利がある、とも言えるか。
 

(クリックで画像の拡大)
幹の方に焦点をあててみた。成長しても低木である。枝にトゲがある(上の写真で確認できる)。
夕方までの時間を計算して、キャベツを定植することにした。

苗は、10月20日に播種し育苗していたもの。3月になってから定植の予定だったが、暖冬のせいか、生育が進んでしまい、畑に放してやった方がいいくらい大きくなった。むしろ、大きくなりすぎてしまった。

急に思い立ったので、畝は作っていない。昨秋、ジャガイモを作ったところを鍬で起こして畝を作る。先週後半は春のような暖かさだったが、今日は一転して真冬に戻った。小雪がちらつきもした。鍬を使っても体があたたまらない。寒いなか久しぶりに鍬を使ったせいだろうか、腰に違和感が残っただけだった。

一週間前、ヒヨの襲来に気づき、餌食になりそうな野菜をネット被覆で防御しておいたが、今日もヒヨが来ている。一週間前には実が沢山なっていた低木を見ると、一粒も残っていない。自然落果はありえないから、状況証拠からして、ヒヨの仕業に間違いない。南天の実も同様の状態だった。木の実がなくなると今度は野菜が狙われる。定植したキャベツにもネットを被せてやった。

村便り:2016年02月11日(木) (タマネギの追肥)
投稿日:2016-02-14(日)

管理:タマネギの追肥タマネギの追肥をした。明後日は雨の予報だから、肥料を早速、効かすことができる。(クリックで画像の拡大)タマネギの補...

管理タマネギの追肥


タマネギの追肥をした。明後日は雨の予報だから、肥料を早速、効かすことができる。

タマネギの補植
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タマネギの補植。
 
極極早生
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極極早生タマネギの草姿。
 順調に育っている。
 草取り鎌は、柄の部分が20cm
 
ニンニク
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ニンニクも追肥した。
 画像のニンニクは、葉ニンニクに使う種類。3月から利用が可能だろうか。
 
エシャロット
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エシャロット。
 草の中に埋もれていたエシャロットを《救出》した。
 エシャロットと言っても、日本でエシャレットとかの名前で売られているラッキョウではない。
 
周年利用のためのタマネギの品種
昨秋、タマネギは4種類、定植した。極極早生、極早生、中晩生、赤タマネギ(色は、正確には「赤紫」)である。

極極早生(種袋には「極早生」と記してある)は、初めての栽培。去年6月に収穫したタマネギは、生育不良のため収量が少なかった。だから、今春は早くから新タマネギを収穫したいと思い、この品種を選んだ。種袋によると、3月半ばから収穫が可能。ただ、おそらくは、まずは葉タマネギとして収穫することになるのだろう。

晩生系のタマネギは、品種を選べば、6月に収穫して、翌年の3月まで貯蔵できる。すると、晩生系のみを栽培するとすれば、2ヶ月ほどタマネギの端境期ができる。その期間を埋め合わせるため、極早生を栽培する。すると1年中、タマネギを利用できることになる。

播種から定植まで
タマネギの播種は9月である。去年は、9月11日に極々早生、9月15日に極早生、9月21日に中晩生を蒔いた。定植は、播種後2ヶ月弱(種袋には「育苗日数55日」と記してある)に行う。(本葉が3枚の頃。4枚は大苗すぎる。)去年は、極極早生を除き、定植が遅れた。極極早生は播種後54日、極早生は播種後69日、中晩生と赤タマネギは播種後63日で定植した。

タマネギ栽培は、経験からすれば、若くて健康な苗を定植して、寒くなる前にしっかりと活着させることがポイントのひとつ。そうすれば、冬の寒さに負けにくいし、春の生育がよくなる。大苗になると収穫前に薹立ちしやすい。また若苗に比べて、活着が遅れる。しかも、大苗になるまで苗床においておくと気温も下がり、そのぶんも活着のための条件が悪くなる。日照時間が短くなり気温が下がる秋は、種蒔きや活着の遅れは、少しでも、生育に大きく影響する。そういうことを考えれば、去年の、極極早生を除く、タマネギの定植の遅れは痛かった。

追肥
追肥は、定植して年内に1回、年を越して、2、3回行う。止め肥は3月始め(極極早生は2月中旬)。私の考えでは、最初の2回ほどは冬の寒さに堪える体を作るため。冬の野菜は栄養をため込んで、寒さに備える。(冬のほうれん草が甘いのはそのためである。それに対して、夏のほうれん草は甘味がない。)

立春頃に補植
それでも、冬の間に土が凍みたり融けたりするうちに、浮いてしまう苗がある。最近、近所では黒ビニールのマルチが目立つ。マルチをすると地温が高まる。裸地の畝とマルチの畝を比べれば、あきらかに後者の方が育ちがいい。しかし私はビニールマルチは嫌い。ならば、藁とかスクモ[もみ殻]とかでマルチをすればいいのだが、それは面倒なので、結局、裸地で栽培している。すると、厳冬の間に、消えてしまう苗がある。今回の追肥は立春をすぎてだから、そろそろ苗の根も動き始める。そこで、追肥の前に、苗の消えた箇所に、苗床に残っている苗を使って、補植をした。

追肥のあとは、中打ち(中耕)。肥料(発酵鶏糞)を土と混和し、《見えない草を草ぎる》ため。(《上農》になった気分 - 笑)
村便り:2016年02月09日(火) (大根の播種; ヒヨ襲来)
投稿日:2016-02-10(水)

播種:ダイコン[3月下旬までトンネル](クリックで画像の拡大)大根の播種。大根の播種大根を蒔いた。画像は、播種して、ガンギ間に藁を被覆...

播種ダイコン[3月下旬までトンネル]


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大根の播種。
大根の播種
大根を蒔いた。画像は、播種して、ガンギ間に藁を被覆した状態。(「ガンギ」とは、蒔き床のこと。画像では、畝の方向に直交する形でガンギが切ってある。)藁マルチは、保温のため。さらに、畝をビニールで被覆する。

大根は、幼苗のうちに低温にあうとすぐに薹立ちしてしまう。そのため、初春に栽培する場合は、トンネルやマルチで温度を確保する。それでも、秋に蒔く大根と比べて、薹立ちは早い。



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防鳥のためネットで覆った畝。
 手前は、のらぼう菜、向こうは、エンドウ。
ヒヨ襲来
今日は、ヒヨの鳴き声や姿が目立つ。今冬は今までヒヨはあまり見かけなかったので、山に餌が豊富にあるのだろうと思っていた。しかし、春先になり山の餌は少なくなったのだろう、餌を求めて里にやってきた。

まだ木の実をついばんでいるだけだが、すぐに野菜を突つきだすだろう。彼らの食べ方は速い。今は亡き隣のばあさんが「あいつらは、日にちじゃなあ、時間じゃ」と言っていたが、日数をかけて食べるのではなく、数時間のうちに食べてしまう。軟らかい部分を好んで食べるから、春に向けて大きくなりだした野菜がまず狙われる。晩秋に定植したキャベツ、蒔いたそら豆やエンドウが最初の餌食になる。

大根を蒔いたあと、ネットをそれらの野菜にかけてやった。すると鳥はネットが足に絡むので、近づかない。
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